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トパーズ
第5章 文化祭は大騒ぎ
文化祭初日の朝は、目論見通り、メイド隊目当てのお客さんが押し寄せてきた。

飲み物は、ちゃんとしたモノを出すし、
女子はみんな可愛いので、
学校内の人以外に、
カメラやビデオを持った外部のお客さんも多かった。

1時間に1回、30分演奏しては休むというペースで、
演奏をすることにした。

演奏のプログラムは、廊下に貼り出しておいた。


最初は、メイド目当てのお客さんの度肝を抜こう!と悪戯心が起きてしまい、
フルラインナップでのセットを組んでいた。

いつもの私達に加えて、
サックスとクラリネットを入れて、
スタンダードナンバーで物凄くメジャーな誰でも知ってる曲を3曲選んで、
ソロも回していく本格的なヤツを炸裂させると、
廊下にも人があふれてしまって、
アンコールの声と拍手が鳴り止まなくなってしまった。
それで、私がキーボードからボーカルになってセンターに立ち、
「スムース・オペレーター」を、
茉莉子さんのバックコーラスを入れて、
サックスと絡み合うように色っぽく歌いきったら、
ふざけて置いておいた帽子の中に、
投げ銭が貯まっていった。


その話があっという間に広がって、
その後は有り得ないほどのお客さんが詰め掛けてしまい、
整理券を出すほどになってしまった。

特に、先生達の反応が良くて、
校長先生まで、飛び入りで歌いに来るほどだった。


私達がバックバンドに徹して、
嬉しそうに歌う先生達に合わせてみたり、
間奏に違うスタンダードのメロディーをアドリブで入れたりして楽しんでた。


おじいちゃんのような英語の先生のブルースは、
びっくりするほど年季が入っていて渋くて、
ブルースハープも素敵だった。


2日分と思って用意した飲み物のカートリッジは、
初日の午後3時にはなくなり、
途中で買いに走って貰うほどだった。


翌日は更に外部のお客さんまで増えてしまい、
大変なことになった。

山田くんと私のギターデュオの演奏も、
スペインぽい演奏が出来て満足だったし、
ポルトガル語のボサノバも好評過ぎるほどだった。


2日目の午後は、可愛子ちゃんのクラスメイトの女子達が、
「麻衣子ちゃんもメイド服着てよ。
絶対に似合うから!」と無理矢理言われて、
メイド姿でライブをすることになったけど、
それはそれで楽しくて盛り上がった。
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