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トパーズ
第1章 出会い
期末テストは、まずまずの成績で、
英語、現国、古文、世界史は学年でも一桁の成績で、
理系科目もそこそこの成績を取れた。


「何かご褒美あげようか?」と先生が言うので、

「キスして欲しい」と言った。

「えっ?」

「キス、したいの。ダメ?」と更に言ってみたけど、
先生はポカンとした顔をしている。

私は自分から、
先生の首に腕を回して、
首を傾げながら唇にキスをした。


唇と唇が触れ合うだけのキスで、
気持ち良いとか、
そういうのは、よく判らなかった。


先生は、下を向いてしまったので、

「怒ったんですか?」と恐る恐る訊くと、

「キスするなら、
男らしく自分からすれば良かったと思って…」と言うと、

噛み付くようなキスをしてきた。


「口を開けて、舌を出して絡めてみて?」と先生は言いながら、
夢中でキスをしてきた。


でも、それ以上のことをしてこなかったのは、
多分、先生が童貞だったからだと思った。

…だって、そんなに上手なキスとは思えなかったし。


由貴さんは、
歳上の方が余裕があるし、
教えて貰えると言ってたけど、
個体差があるということを感じていた。



「ごめん。
こんなんじゃ、ご褒美にならないよね?」


先生はそう言うと、

「勉強の続きをしようか?」と言った。




私にとっては、
結構このキスは黒歴史で、
悔いが残るファーストキスだった。


単に、キスしてみたかっただけだったのかもしれない。
近くにたまたま、有名大学に行ってる家庭教師の先生が居て、
友達にも揶揄われたりけしかけられたりした。

それだけのことだったような気持ちが、
ずっと残ってた。

私、馬鹿みたい。


それと、
もっとキスって、
蕩けるような、
夢のような心地になるのかと思ってたけど、
全然そんなことはないのも、
なんだかな〜って思ってた。


それは、
気持ちの問題?
それとも、技術的な問題?


当時の私には、
よく判ってなかった。


山本先生には正直、
悪いことをしたのかもしれないってことも、
少しだけチクリと感じてはいた。
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