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トパーズ
第1章 出会い

夏休みになった。
推薦を取る時に少しは有利になるかなと思ってしている部活は、
特に夏練や大会があるようなものではなく、茶道部とだったので、
個人的に通っていた茶道のお教室と、子供の頃から習っているピアノのレッスン以外は、特に行くところはなかった。
委員会は、放送委員会を選んだ。
入学以来、学校で一番美人と言われている茉莉子さんと一緒だった。
クラスは違うけど、2人で一緒に居ると、
先輩達からよく声を掛けられて、
2人、困惑していた。
放送委員会は、放送部と言われているほど結束力が高くて、
高校野球の予選の為の球場でのアナウンスや、
放送コンクールなどにも出ていた。
1年生は特に声は掛かることはないと言われたけど、
私達だけ、時々球場に駆り出されていた。
学校の夏期講習は任意だったけど、
そちらだけは行くことにして、
帰りには由貴さんやミラノとファーストフード店に立ち寄ったりした。
まこちゃんは山岳部で、
部活で忙しいらしくて夏期講習には来ていなかった。
由貴さんに、
キスはしたけど、特に気持ちが良くもなかったってことと、
それ以上のことはされないことを言うと、
「んー。もっと露出した格好してみたら?
でも、キスの相性も悪いなら、
セックスもダメかもね?」と言われた。
「ミラノはさ、彼女とか居ないの?
ほら、まこちゃんはA組の山川さん、一筋っぽいじゃない?」
「えっ?そうなの?
まこちゃん、茉莉子さんのこと?」と私が言うと、
「麻衣子ちゃんって、ホントにお子ちゃまよね?
周りのこと、全然気付いてないでしょ」と由貴さんに笑われる。
「ミラノはイタリアに居たから、キスも、それ以上もしてるよね?」と、由貴さんがズカズカ訊くと、
「まあね。キスなんて挨拶だからさ」と言う。
「ミラノ、キス、うまそうだよね?」
「そんなの、自分では判んないよ」
「麻衣子ちゃんたらね…」
「やだ。由貴さん、やめて?」
「はいはい」
そんな他愛のない話をしてた。
夏休み中も同じペースで山本先生は家庭教師に来ていた。
私はわざと、
キャミソールとか、
丈の短めのスカートとかを履いてみたりしたけど、
視線は感じるけど、何も起こらない。
これは、やっぱり脈なしってことなのかな?と思ったりもした。
推薦を取る時に少しは有利になるかなと思ってしている部活は、
特に夏練や大会があるようなものではなく、茶道部とだったので、
個人的に通っていた茶道のお教室と、子供の頃から習っているピアノのレッスン以外は、特に行くところはなかった。
委員会は、放送委員会を選んだ。
入学以来、学校で一番美人と言われている茉莉子さんと一緒だった。
クラスは違うけど、2人で一緒に居ると、
先輩達からよく声を掛けられて、
2人、困惑していた。
放送委員会は、放送部と言われているほど結束力が高くて、
高校野球の予選の為の球場でのアナウンスや、
放送コンクールなどにも出ていた。
1年生は特に声は掛かることはないと言われたけど、
私達だけ、時々球場に駆り出されていた。
学校の夏期講習は任意だったけど、
そちらだけは行くことにして、
帰りには由貴さんやミラノとファーストフード店に立ち寄ったりした。
まこちゃんは山岳部で、
部活で忙しいらしくて夏期講習には来ていなかった。
由貴さんに、
キスはしたけど、特に気持ちが良くもなかったってことと、
それ以上のことはされないことを言うと、
「んー。もっと露出した格好してみたら?
でも、キスの相性も悪いなら、
セックスもダメかもね?」と言われた。
「ミラノはさ、彼女とか居ないの?
ほら、まこちゃんはA組の山川さん、一筋っぽいじゃない?」
「えっ?そうなの?
まこちゃん、茉莉子さんのこと?」と私が言うと、
「麻衣子ちゃんって、ホントにお子ちゃまよね?
周りのこと、全然気付いてないでしょ」と由貴さんに笑われる。
「ミラノはイタリアに居たから、キスも、それ以上もしてるよね?」と、由貴さんがズカズカ訊くと、
「まあね。キスなんて挨拶だからさ」と言う。
「ミラノ、キス、うまそうだよね?」
「そんなの、自分では判んないよ」
「麻衣子ちゃんたらね…」
「やだ。由貴さん、やめて?」
「はいはい」
そんな他愛のない話をしてた。
夏休み中も同じペースで山本先生は家庭教師に来ていた。
私はわざと、
キャミソールとか、
丈の短めのスカートとかを履いてみたりしたけど、
視線は感じるけど、何も起こらない。
これは、やっぱり脈なしってことなのかな?と思ったりもした。

