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トパーズ
第1章 出会い
夏休み中に、大手予備校がやってる模擬試験を初めて受けることになった。

せっかくだから、山本先生が通っている大学のキャンパスで受けてみようと思って申し込みをした。


「案内しようか?」と言ってくれて、
その日は最寄駅で待ち合わせをした。


3科目申し込みしてたけど、
先生は適当に待ってると言ってくれて、
お昼は学食に行って、
生協では大学のロゴが入ったレポート用紙とかを買って貰った。
帰りは図書館の入り口で待ち合わせになったけど、
広くて迷子になってしまった。

キョロキョロしながら歩いてると、
大学生らしい男の人に声を掛けられた。


「高校生?迷子になった?
駅だったらこっちじゃないよ?」

「図書館に行きたくて」

「連れて行ってあげるよ?」と一緒に歩き出す。

「可愛いね?
何年生なの?」

「高1です」

「ふーん。彼氏とかは居るの?」

「居ません」

「じゃあさ、お茶でも行かない?」

「あの…待ち合わせしてるんです」

「なんだ?
やっぱり彼氏持ちじゃん。
ほら、図書館、あそこだよ?」と言うと、
踵を返して行ってしまった。

見ると先生が心配そうな顔で、
こちらに走って来ていた。


「大丈夫?ナンパされた?
うちの大学、チャラい奴、多いからな」と言いながら、
手を繋いできた。

先生の手は少し汗ばんでいて少し震えていた。


「大丈夫です。
迷子になってたら、
図書館まで連れて来てくれたんです」と言ったら、
「だったら良いけど」と笑った。


「先生、手…」

「あっ。ごめん。
手を繋ぐの、嫌だった?」

「…だって、付き合ってる訳じゃないし」

「えっ?」

「あの後、キスもしてくれないし、
何も言ってくれないし…」


先生は立ち止まって私の顔を見ると、
図書館の横に引っ張って行って、
抱き締めてキスをした。

外でキスなんて?
と思ったら、
恥ずかしさで頭がぼうっとしてきて、
少し目が眩んでしまうような感覚になって、
先生にしがみついてしまう。


「麻衣子ちゃん、好きだよ。
付き合ってくれる?
大事にするから」と言って、更にキスをしてくれた。


私は、頷くこともなく、
多分、困った顔をしてたのかもしれない。


「1人で帰ります」と言って、
私はそのまま走って駅に向かった。

先生は特に追い掛けてきてもくれなかった。
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