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トパーズ
第8章 それぞれの事情
戻ってきた2人は、ミラノの寝室に入ってコソコソと何かをしているようだった。

夕食は簡単なものということで、
うどんすきにすることにして、
取り敢えず食材を切って大皿に並べていた。
いつも、黒田先生が手伝ってくれてるのに、
今日は手伝ってくれない。


「麻衣子、ちょっと来て」と呼ばれて、
ミラノの寝ている寝室に入ると、
部屋が真っ暗で、びっくりしてしまう。


カチっとライターの音がして、
小さいキャンドルが灯る。


「HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜」

「えっ?」

「HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜」

「何?」

「HAPPY BIRTHDAY DEAR MAIKO〜」

「嘘?」

「HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜」


部屋の電気が付くと、
3人はマヌケな三角帽を被って、
クラッカーを鳴らした。

ミラノは辛そうにベッドに座ってる。


「はい!
ロウソク吹き消して?」と、
黒田先生が言ってる。


吹き消しながら、
混乱してしまう。


「あれ?
今日じゃなかった?」


「えっと…忘れてた」


「去年は誕生日1人で過ごしたって言ってたから、
こっそり計画してたけど、
まさかミラノがインフルエンザになるとは思わなくてさ」


「嬉しい!
ありがと」と言って、
3人にキスをした。

豪快に唇に…。


「おい!
ミラノの唇はダメ。
インフルエンザ、感染るぞ。
それに、山田の唇もか!
俺、ヤキモチで死にそう」


「ケーキは食後にカットして食べましょうね?
ミラノは起きれる?
食べれたらご飯一緒に。
無理ならベッドでお粥ね?」


「断じて食べる!
食べて治す!!」


「じゃあ、みんなで食べましょ。
最高の誕生日。
正確には明日だから、
午前0時に4人で迎えたいな」


「あれ?
1日間違えてたか。
ごめん」


「わざとかと思った」


そう言いながら夕食を取って、
食後にケーキを食べた。


本当に幸せな気持ちで、
午前0時を迎えた。



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