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トパーズ
第8章 それぞれの事情
和室にお客様用のお布団を敷いたけど、
二組しかない。
真ん中をくっつけてみるけど、凹んでいて寝にくそうだから、
「私が真ん中に寝るね?」と言って、
2人と手を繋いだ。


「明日、ミラノが見たら、『ズルい』って言いそうね?」と私がクスクス笑うと、

「あのさ、麻衣子、いつから山田のこと、
下の名前で呼ぶようになったんだ?」と黒田先生が訊いたので、

「んー。
昨日からかな?」と言うと、

「なんか、妬ける。
岳人さんだと?」と、頭をコツンとするけど、

「だって、『麻衣子さん』って、
さんを付けて呼んでくれたから、
揃えたの」と言った。


「ふーん?」と言うから、

「純一さんは、呼び捨てしてるけど、
さんを付けてあげてるよ?」と答えたら、

「まあ、良いか。
早く寝よう。
明日はすること、たくさんあるぞ」と言って、
軽く身体を起こして額にキスをしてくれた。


「はーい。
純一さん、おやすみなさい。
岳人さんも、おやすみなさい」と言って、
シーリングライトを消した。


ギュッと2人の手を握り締めて、
天井を向いて寝たけど、
途中でいつの間にか、
私は丸まって寝てしまっていた。


私の頭の上で、
2人が少し話をしていたみたいだったけど、
私はすっかり夢の中だった。




翌朝、早くに寝たミラノが起きて、
和室を見て、
案の定、
「あー!!
ズルいよ。
3人で寝てる!」と子供みたいに地団駄を踏んでた。


「そんなに元気なら、
熱、少し下がったみたいね?」と、
私が言うと、
まだ膨れている。


「インフルエンザ治ったら、
みんなで寝れば良いじゃない?
もう、お子ちゃまなんだから」と言うと、

「悪かったな」と言いながら、
「水分補給だ」と言って、
ポカリをゴクゴク飲んでいた。


顔色も少し良くなってるみたいで、
ホッとした。
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