この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
トパーズ
第9章 予期せぬ客
少し崩れてしまったケーキをお皿にのせて、
コーヒーを添えてダイニングテーブルに置く。


「ミルク、欲しいな」と言われたので、
キッチンから牛乳を持ってくると、
「ありがとう」と言って笑った。


自分のコーヒーにも牛乳を入れてから、
牛乳を冷蔵庫に戻して、
山本先生の正面に座る。


「あ、お花、ありがとうございます。
花瓶に…」


「先にケーキ、食べちゃおうよ。
花は持ち歩けるようにと、保水する何かでくるんでくれてたよ?」


「判りました」


私は少し居心地悪さを感じながら、
ゆっくりケーキを食べて、
コーヒーを飲んだ。


「なんか雰囲気、変わりましたね?」


「そうかな?
麻衣子ちゃんも…少し大人っぽくなったよね?」


そう言って、私の右手の薬指に光る指輪をそっと撫でた。


「これは…あの先生から貰ったの?」


私が頷くと、
山本先生はギュッと手を握った。


「離してください」と言うと、

「嫌だよ」と冷たい声で言う。


携帯が鳴る。
ディスプレイには、黒田先生と出ているので、
出ようとしたけど、
山本先生はそれを許してくれず、
立ち上がって私を立たせようとした。


でも、私は力が入らず、身体が重たく感じた。


「本当に無防備なんだね?
飲み物に何か入れられると思わなかったの?
席を離れるから、簡単に入れられたよ」


「えっ?
そんなの…犯罪じゃ…?」

なんだか身体が怠くて重い。
呂律も回らないし、
目も開けてられない。


「別に捕まっても良いよ。
僕は、麻衣子ちゃんが好きだったし、
他の男に盗られるくらいなら、
やっぱり自分のモノにする。
そう思ったんだ」


そう言って私を抱き上げて寝室に連れて行った。

私は急激な眠気に襲われてしまって、
意識を失ってしまった。




/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ