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トパーズ
第9章 予期せぬ客
目が覚めると、母の寝室に寝かされていた。
バスタオルを巻かれただけで、
ブランケットが掛けられていた。


起きあがろうとしたけど、
下腹部が痛くて、上手く起き上がれなくて、
ベッドサイドのスタンドを落としてしまった。


「麻衣子、どうした?
大丈夫か?」
と、黒田先生が入ってくる。


「お腹、痛くて…」と声を絞り出してみたけど、
涙も出てしまった。


「まだ、横になってた方が良いよ。
あ、お風呂で貧血起こしてたみたいで、
バスタブに引っかかるように眠ってたんだ。
危うく溺れる処だったよ。
今度から一緒に入ろうな。
上手く着替えさせられなかったから、
そのままで。
待ってて?
着替え、持ってくるから」と言って一度離れた。


「これで良いかな?」と、
下着と部屋着、それにナプキンをそっと置いてくれる。


「外に出てるね?」と言って外に出てくれたので、
着替えをしようとして見たら、
巻いていたバスタオルに少し血が滲んでいた。


私はまた、思い出して泣いてしまう。


先生が声を聴いて部屋に入ってきて、
そっと抱き締めてくれる。


「もう絶対に近づけないようにするから。
怖かったよね?」と、髪を撫でてくれる。


バスタオルを見て、そっと丸めてしまうと、

「何か、食べれるかな?」と言う。


私は首を横に振ってしまう。


「じゃあ、キッチンに居るよ。
もう少ししたら、ココアかホットミルク、
持ってくるから、
それだけでも飲んでね?」


私はなんとか声を出そうとするけど、
何も言えないまま、
ブランケットを被ってしまった。


心配掛けちゃうのに、
どうしても笑えない。
話も出来ない。


私…穢れてしまった。
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