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トパーズ
第9章 予期せぬ客
身体を起こして、
唇にまた、キスをする。


「もっと早くに帰ってくれば…。
電話掛けて、出なかった時に、
すぐにここに来れば良かったのに。
麻衣子、ごめん」

先生は、ボロボロと涙を流している。


「私が…いけなかったの。
荷物って言われた時、
インターホンのモニターが黒くなってたのに、
ちゃんと確認しなくて…。
クール便って言われて、
てっきりおばあちゃまが誕生日に何か送ってくれたと思い込んで、
玄関のドアも開けてしまったの。
ケーキ渡されて、
一緒に食べたいって言われて…
通してしまったし、
コーヒー淹れて出した時に、
ミルクをって言われて冷蔵庫に取りに行って…
その時に何か薬を入れられたのにも気がつかなくて…。
みんな、私がいけなかったの」


「麻衣子、自分を責めないで?
強姦なんて、100%、オトコが悪いんだよ?
隙があるからだとか、
つけこむようなことを言うヤツが居たとしても、
強姦する方が悪い。
まさか、知り合いにそんなことをされるだなんて、
思わないもんだから」


「妊娠したら、結婚するしかないだろうって…」


「もう、絶対にあいつは近づかせないから。
でも、訴えるのは嫌なんだよね?
だったら、全力で守るからね?」


顔中に優しくキスをすると、

「怖くない?
俺に触られて、
思い出したりしない?」


「もっとして?
胸も…。
それとここも…」と、
先生の手を両脚の間にそっと、差し入れた。


「無理矢理、脚を開かされて…」


「判った。
じゃあ、まず、胸からね?
脚も舐めないとな。
縛られて傷になってるから。
それと、麻衣子の大事な処も。
ゆっくりキスしていくけど、
嫌だったり、怖かったら、
俺のこと、押しのけても良いから。
フラッシュバックするみたいに、
嫌なことを思い出したりするなら、
無理しちゃダメだよ?
時間掛けて、
嫌なことを上書きしていけばいいからね?」



そう言うと、
胸をそっと手の平で撫でながら、
先端を口で含んで舌で転がしたかと思うと、
ちゅぱちゅぱと舐めながら吸った。

強く握られたり、無理矢理吸われたりしたのと違って、
くすぐったいような気持ちと、
ムズムズするような感覚に襲われてしまった。

先生は、無理矢理つけられたキスマークをそっと舐めて、
「これもちゃんと消えるから大丈夫だよ」と優しく言った。
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