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トパーズ
第10章 戦闘準備

ソファに寝かされていた私は、
身体を起こそうとすると、
「横になってたら?
ご飯、なんか作ってみるよ」と山田くんが言うので、
甘えてそうさせて貰う。
キッチンでブツブツ言いながら難しい顔をしてるので、
心配になってキッチンに入ると、
色々なモノが散乱していた。
「えっと…何を作ろうとしてるの?」
「消化が良さそうな鍋焼きうどん。
でも、なんか良く判らなくて…」
「判った。
続きは私がするから、
ダイニングテーブル、片付けてきて?」と言って、
土鍋を出して鍋焼きうどんを作りながら、
洗い物をした。
何でこんなに鍋とかお皿が出てるの?
切った野菜、一つずつお皿に並べてるし…。
クスクス笑ってしまう。
「やった!
麻衣子さんを笑わすことが出来たね?」と、
山田くんは嬉しそうに言った。
「一人暮らしはの道は遠いよ。
こんなんじゃ、ダメだよ」と大笑いしてしまった。
熱くて重い土鍋を運んで貰って、
2人でゆっくり食べた。
午後は音楽を聴きながら、
ソファに座って考え事をして過ごした。
山田くんは黙々と勉強してる。
「ねえ、私、
これから理系になれるかな?」
「麻衣子さん、地頭が良いし、
記憶力もあるから、
大丈夫じゃない?」
「医学部受験とか、可能性あるかな?」
「えっ?」
「私ね、人を助けるような仕事したいなって思って、
法学部に行こうと思ってたの。
でもね、もっと直接的に助けられるから…
お医者さんになりたくなった。
私みたいな女の子を救いたい。
カウンセラーみたいなのより、
具体的に何か出来るようになりたい。
それに、病気や怪我した人を少しでも癒やして治したい」
「麻衣子ちゃん、優しいし、
じっくり話を聞いてくれるから、
僕なんかよりよっぽど医者に向いてるかもね?」
「岳人さんは、どうしてお医者さんになりたいの?」
「んー。
麻衣子さんみたいに高尚なもんじゃないけど、
まずは家を出たい。
人は苦手だけど、
どこか遠くの…無医村とかに行って、
なんでもかんでも治せるような赤ひげ先生になりたいなって。
村の人が、
お米とかお惣菜とか、持ってきてくれたりして…」
「そんな日本昔ばなしみたいな処、あるのかな?」
「国境なき医師団でも良いし、
どこか外国でも良いよ」
身体を起こそうとすると、
「横になってたら?
ご飯、なんか作ってみるよ」と山田くんが言うので、
甘えてそうさせて貰う。
キッチンでブツブツ言いながら難しい顔をしてるので、
心配になってキッチンに入ると、
色々なモノが散乱していた。
「えっと…何を作ろうとしてるの?」
「消化が良さそうな鍋焼きうどん。
でも、なんか良く判らなくて…」
「判った。
続きは私がするから、
ダイニングテーブル、片付けてきて?」と言って、
土鍋を出して鍋焼きうどんを作りながら、
洗い物をした。
何でこんなに鍋とかお皿が出てるの?
切った野菜、一つずつお皿に並べてるし…。
クスクス笑ってしまう。
「やった!
麻衣子さんを笑わすことが出来たね?」と、
山田くんは嬉しそうに言った。
「一人暮らしはの道は遠いよ。
こんなんじゃ、ダメだよ」と大笑いしてしまった。
熱くて重い土鍋を運んで貰って、
2人でゆっくり食べた。
午後は音楽を聴きながら、
ソファに座って考え事をして過ごした。
山田くんは黙々と勉強してる。
「ねえ、私、
これから理系になれるかな?」
「麻衣子さん、地頭が良いし、
記憶力もあるから、
大丈夫じゃない?」
「医学部受験とか、可能性あるかな?」
「えっ?」
「私ね、人を助けるような仕事したいなって思って、
法学部に行こうと思ってたの。
でもね、もっと直接的に助けられるから…
お医者さんになりたくなった。
私みたいな女の子を救いたい。
カウンセラーみたいなのより、
具体的に何か出来るようになりたい。
それに、病気や怪我した人を少しでも癒やして治したい」
「麻衣子ちゃん、優しいし、
じっくり話を聞いてくれるから、
僕なんかよりよっぽど医者に向いてるかもね?」
「岳人さんは、どうしてお医者さんになりたいの?」
「んー。
麻衣子さんみたいに高尚なもんじゃないけど、
まずは家を出たい。
人は苦手だけど、
どこか遠くの…無医村とかに行って、
なんでもかんでも治せるような赤ひげ先生になりたいなって。
村の人が、
お米とかお惣菜とか、持ってきてくれたりして…」
「そんな日本昔ばなしみたいな処、あるのかな?」
「国境なき医師団でも良いし、
どこか外国でも良いよ」

