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トパーズ
第10章 戦闘準備
「よし!判った。
取り敢えず、何の参考書が必要かリストアップする。
理系科目の模試も受けて、
現実的にいけるのか、トライしてみる」


「…」


「えっ?何?」


「麻衣子さんは強いなって思って…」


「考えても過去は変えられないもん。
レイプされるとか、
自分にそんなことが起きるなんて、
今でも信じられないし、
夢だったら良かったのにって思うよ?
でも、いつまでも泣いてると思われるのも悔しい。
何かしてないと、
変になりそうだもん。
昨日もね、お風呂に浸かりながら、
このまま死んじゃいたいって思ってたの。
でも、そんなのバカみたい。
あんなヤツの為に死んでられないでしょ?」


また、私、泣いちゃってる。


「あっちが、恥じ入って、
私の前に立てないくらいの人になる!
だから…
取り敢えず数学教えて?」


「良いよ。
取り敢えず、文系って、どこまでやってるの?」と言いながら、
私の教科書とノートを確認し始めた。


「ふーん。
これだと、1年分は遅れてるな。
でも、追いつけるよ。
それと、2学期終わりの面談で、
理系に変われるか、担任に確認かな?
理系から文系に落ちるヤツはいるけど、
逆はあんまり聞かないよね?」


「燃えてきた!」と言うと、
山田くんは笑って、

「困ったな?
ライバル登場だよ。
医学部、定員少ないんだからな」と言った。


「とにかく…数学と物理、ぬるい文系のやつで満点取ってても、
意味ないでしょ?
進み方も遅れてるんだし、頑張る」と言って、
コーヒーを淹れにキッチンに行った。


山田くんが、ちょっと眩しそうに私を見て笑ってた。
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