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トパーズ
第10章 戦闘準備

「うーん。
数学、難しいのね。
ミラノの気持ちが判る。
なんか眠たくなっちゃう」
「ちょっとずつ、やれば?」
「使ってる脳の場所が違う気がするもん。
あ…食材買いに行きたいけど、
学校休んでるから、外に出たらまずいよね?」
「確かに」
「先生に頼めば良いかな?」
「うん。そうするしかないかな?」
「医学部って、学費、高いのよね?」
「僕は国公立にするつもり。
本、一冊とっても、高いしね」
「私、お魚捌けるから、
岳人さんより有利かもよ?」
「魚の解剖なら、授業でやったよ?」
山田くんと雑談しながら、医学部に行くということをイメージしてみる。
私…やり切れるのかな?
夕方、黒田先生から、
「学校、出るよ」と帰るコールならぬ、メールが来たので、
「食材、残り僅かです。
お買い物お願い!」って返信した。
程なく帰宅した先生に、
「夕食の準備は、
家で休んでいた私と山田くんが担当するから、
お風呂入っててね!」と言って、
2人でキッチンに立った。
まずは料理の基本のカレー、
でも、市販のルーは使わないヤツ、
いってみようか?ってことで、
野菜の切り方、
炒める順番、
洗い物しながら調理することなんかを教えた。
ご飯は、雑穀米にした。
そのうち、お鍋や土鍋でご飯炊く方法も教えようかな?
メスティンで炊くやり方も!と、
なんだか楽しくなってくる。
3人で夕食を取りながら、
理系に変わりたいことと、
医学部の受験のことを先生にも話した。
「凄いな、麻衣子」って笑って、
頭をポンポンしてくれる。
食器は食洗機があるけど、
洗う順番と洗い方も山田くんに教えてあげる。
だって、大学になって住むような学生マンションやアパートには、
絶対に食洗機なんてないと思うから。
夜もリビングで勉強しながら、
2人にお願い事をした。
「あのね、
気にしてないとか、
忘れたなんてことはやっぱりなくて…。
自分の部屋、入ったら、
怖かったことで頭が一杯になっちゃったから、
あの部屋、入りたくないの。
だから、必要なものを母の部屋に運んで、
あの部屋、封印しちゃおうかと思ってるの。
土曜日に、手伝って貰っても良い?」
数学、難しいのね。
ミラノの気持ちが判る。
なんか眠たくなっちゃう」
「ちょっとずつ、やれば?」
「使ってる脳の場所が違う気がするもん。
あ…食材買いに行きたいけど、
学校休んでるから、外に出たらまずいよね?」
「確かに」
「先生に頼めば良いかな?」
「うん。そうするしかないかな?」
「医学部って、学費、高いのよね?」
「僕は国公立にするつもり。
本、一冊とっても、高いしね」
「私、お魚捌けるから、
岳人さんより有利かもよ?」
「魚の解剖なら、授業でやったよ?」
山田くんと雑談しながら、医学部に行くということをイメージしてみる。
私…やり切れるのかな?
夕方、黒田先生から、
「学校、出るよ」と帰るコールならぬ、メールが来たので、
「食材、残り僅かです。
お買い物お願い!」って返信した。
程なく帰宅した先生に、
「夕食の準備は、
家で休んでいた私と山田くんが担当するから、
お風呂入っててね!」と言って、
2人でキッチンに立った。
まずは料理の基本のカレー、
でも、市販のルーは使わないヤツ、
いってみようか?ってことで、
野菜の切り方、
炒める順番、
洗い物しながら調理することなんかを教えた。
ご飯は、雑穀米にした。
そのうち、お鍋や土鍋でご飯炊く方法も教えようかな?
メスティンで炊くやり方も!と、
なんだか楽しくなってくる。
3人で夕食を取りながら、
理系に変わりたいことと、
医学部の受験のことを先生にも話した。
「凄いな、麻衣子」って笑って、
頭をポンポンしてくれる。
食器は食洗機があるけど、
洗う順番と洗い方も山田くんに教えてあげる。
だって、大学になって住むような学生マンションやアパートには、
絶対に食洗機なんてないと思うから。
夜もリビングで勉強しながら、
2人にお願い事をした。
「あのね、
気にしてないとか、
忘れたなんてことはやっぱりなくて…。
自分の部屋、入ったら、
怖かったことで頭が一杯になっちゃったから、
あの部屋、入りたくないの。
だから、必要なものを母の部屋に運んで、
あの部屋、封印しちゃおうかと思ってるの。
土曜日に、手伝って貰っても良い?」

