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トパーズ
第10章 戦闘準備
「そうだよな?
今からやろうか?」と先生が言ってくれるので、
甘えることにした。


「一緒に居てくれれば大丈夫だから」と言って、
3人で私の部屋に入って、
学校のモノや洋服を運び出した。

ゴミ袋を用意して、
シーツを剥ぎ取って丸めて捨てる。
少し色が褪せている血痕が、
グサリと目を射るような気がして吐き気がしてしまうけど、
そんなことには負けたくないと思ったら、
涙が出てきてしまう。


棚に置いてあったピーターラビットのぬいぐるみも捨てる。


1年の時に使っていたノートや教科書、参考書も捨てた。
筆跡が残っていたら嫌だったから。




「布団とかも捨てちゃう。
明日、役所に確認して、粗大ゴミに出すね」と言いながら、
デスクの引き出しを開けたら、
小さいリングの箱が見えた。

それもゴミ袋に入れる。


そして、浴室のランドリー籠に突っ込んだままだった、
あの時身につけていた服と下着もゴミ箱に入れた。




「ありがと。
これだけ運び出したら、
サッパリしたし、大丈夫」と、
ゴシゴシと涙を袖で拭ってから笑った。


「粗大ゴミ出す時は、
僕がまとめたり運んだりするからね?」と、
山田くんが言ってくれるので、
それもお願いすることにした。



そこまでやったら、
かなり整理がついてきた気がして、
「じゃあ、シャワー浴びてから寝るね?」と言った。


「溺れないように見張ってようか?」と黒田先生が言うので、
「大丈夫」と笑う。


「でも、昼間も貧血起こしてたよ?」と山田くんが言うから、
黒田先生が心配して、
「隣の洗面所で待ってる」と過保護なことを言い出した。


「ゴミ袋、下のゴミ集積所に出してくるね?」と、
山田くんが声を掛けて外に出てしまう。

気を遣ってくれてるのかな?


シャワーから出ると、
黒田先生はふわっとバスタオルで包み込んでくれて、
キスをしてくれる。


「本当に大丈夫だから…」と言っても、
聞き入れてくれなくて、
身体をそっと拭いてくれる。


「今夜は一人で寝る練習してみるね?」と言うと、

「判ったよ。
俺達、和室に居るからね」と言って、
額にキスをして、寝室までついてきて、
もう一度額にキスした。


「唇には?」というと、
「襲いそうになるからな?」と笑って、
頬にキスをして部屋を出てしまった。




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