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トパーズ
第10章 戦闘準備

また、夜中に怖い夢を見て、
ガバっと起きてしまった。
キッチンに行って水を飲んで深呼吸をしてると、
「眠れないの?」と山田くんが声を掛けてくれる。
私は山田くんと黒田先生の間に潜り込んでそこで寝ることにした。
山田くんがそっと手を繋いでくれる。
山田くんの方を向いて胸元に顔を寄せて震えながら泣いた。
黒田先生は少し寝ぼけながらも、
後ろから抱き締めてくれる。
「ありがと」
と呟いて目を閉じると、
規則的で少し早い心臓の音が聴こえる。
「鼓動が同じ速さになったら眠れる」
そう暗示をかけながら、
ずっと心臓の音を聴いていた。
翌朝、3人はほぼ同時に目を覚ました。
「あれ?
麻衣子、いつからここに居たの?」
「怖い夢見て起きちゃったから、
ここに来たの」
「そっか。
ごめん。
起きてやれなかったな」
「コーヒーとトーストでも準備しましょうか?」
「身体は大丈夫?」
「うん。
さ、岳人さん、料理の時間だよ?」と言うと、
「えっと…あのさ…」と歯切れが悪い。
黒田先生が笑いながら、
「朝だもんな?」と言って、
「今朝は麻衣子、作ってきて?」と言う。
「えっ?何で?」と言うと、
山田くんが紅くなる。
「麻衣子、察してよ?
男子は色々、大変なの!」と言われても、
まだポカンとしてしまう。
「前に言ってたでしょ?
男子はね、朝はやたら元気なんだよ」
そこまで言われて、
ようやく気づいてしまう。
「やだ…。
ごめんなさい」と言って、
慌ててキッチンに行った。
トーストを焼きながら、ハムエッグを焼いてトマトを添える。
マシンでコーヒーを淹れてカウンターに置いていくと、
「運ぶの、手伝って?
お布団は後で乾燥機かけるから、
そのままで大丈夫よ」と声を掛けた。
そして、ちょっと照れながら、
3人で朝食を取って、
先生は身支度を整えて学校へ行ってしまった。
「さっきは気が利かなくてごめんなさい」と言うと、
「麻衣子さん、あんなことあったばかりなのに、
こっちこそデリカシーなくてごめん」
「いいの。
だって生理現象なんでしょ?
自分ではコントロールできないこと…」
「隣に柔らかくて良い匂いがしてる麻衣子さんが居たら、
勃たないヤツなんて居ないんじゃない?」と笑った。
ガバっと起きてしまった。
キッチンに行って水を飲んで深呼吸をしてると、
「眠れないの?」と山田くんが声を掛けてくれる。
私は山田くんと黒田先生の間に潜り込んでそこで寝ることにした。
山田くんがそっと手を繋いでくれる。
山田くんの方を向いて胸元に顔を寄せて震えながら泣いた。
黒田先生は少し寝ぼけながらも、
後ろから抱き締めてくれる。
「ありがと」
と呟いて目を閉じると、
規則的で少し早い心臓の音が聴こえる。
「鼓動が同じ速さになったら眠れる」
そう暗示をかけながら、
ずっと心臓の音を聴いていた。
翌朝、3人はほぼ同時に目を覚ました。
「あれ?
麻衣子、いつからここに居たの?」
「怖い夢見て起きちゃったから、
ここに来たの」
「そっか。
ごめん。
起きてやれなかったな」
「コーヒーとトーストでも準備しましょうか?」
「身体は大丈夫?」
「うん。
さ、岳人さん、料理の時間だよ?」と言うと、
「えっと…あのさ…」と歯切れが悪い。
黒田先生が笑いながら、
「朝だもんな?」と言って、
「今朝は麻衣子、作ってきて?」と言う。
「えっ?何で?」と言うと、
山田くんが紅くなる。
「麻衣子、察してよ?
男子は色々、大変なの!」と言われても、
まだポカンとしてしまう。
「前に言ってたでしょ?
男子はね、朝はやたら元気なんだよ」
そこまで言われて、
ようやく気づいてしまう。
「やだ…。
ごめんなさい」と言って、
慌ててキッチンに行った。
トーストを焼きながら、ハムエッグを焼いてトマトを添える。
マシンでコーヒーを淹れてカウンターに置いていくと、
「運ぶの、手伝って?
お布団は後で乾燥機かけるから、
そのままで大丈夫よ」と声を掛けた。
そして、ちょっと照れながら、
3人で朝食を取って、
先生は身支度を整えて学校へ行ってしまった。
「さっきは気が利かなくてごめんなさい」と言うと、
「麻衣子さん、あんなことあったばかりなのに、
こっちこそデリカシーなくてごめん」
「いいの。
だって生理現象なんでしょ?
自分ではコントロールできないこと…」
「隣に柔らかくて良い匂いがしてる麻衣子さんが居たら、
勃たないヤツなんて居ないんじゃない?」と笑った。

