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トパーズ
第10章 戦闘準備

朝は山田くんと一緒に家を出て学校に向かう。
ついでだからと、お弁当を3つ作って、
先生と山田くんにも持たせた。
授業が終わって放送室で勉強しながら待ってると、
ミラノと山田くんがやって来て、
しばらく勉強してから、
3人で私の家に向かった。
途中で食材を買って帰ることもあって、
その後、家でまた勉強の続きをして、
夕食は家で食べると言ってミラノは帰ってしまう。
先生が戻ると夕食の支度を一気にやって、
3人で食べてからまた勉強した。
「念の為…心配だから」と、
2人とも私の処に泊まってくれていた。
1ヶ月ほどして、
街がクリスマスシーズン突入とばかりに、
キラキラした雰囲気になった頃に、
懸念していたことが起きた。
ミラノと山田くんと3人でマンションの前まで帰って来た時に、
山本先生が待ち伏せしていた。
「待ってたよ。
そろそろ3ヶ月目に入ったんじゃない?
検診に行かないとね?」と、
私の手首を掴んで、
停めていた車に押し込もうとした。
「何するんだよ!
麻衣子を離せ!」と、
ミラノが山本先生に掴みかかり、
山田くんが私を庇って間に身体を入れてくれる。
「何するって、こっちの台詞だよ?
麻衣子ちゃんは、僕と結婚するんだから。
子供だって…」
「私の前に二度と来ないで!」と声を絞り出した。
震えてしまいそうになったけど、
前を向かないとと思った。
「あなたがしたことは犯罪よ?
証拠も残してあるから。
ここから立ち去らないなら、
警察を呼びますよ?」
「こっちだって、写真、
撮ってあるよ。
ばら撒いてもいいんだよ?」
「やりたければやれば良いわ。
その写真も証拠になるし。
警察に強姦されたと告訴するだけだから。
大学も退学、
医者にもなれないでしょうね?
どうする?」
「強姦って…?」
ミラノが青ざめて震えながら私を見る。
「いい?
いくら脅しても私は屈服しないから。
ドアを開けたのが悪いですって?
ふざけないで?
薬飲ませて拘束して、
無理矢理強姦した方が悪いに決まってるでしょ?
私は被害者として、
いくらでも証言するし、
他の人に何て思われても構わないもの。
ちゃんと、支えてくれる人が居るんだから。
さあ、どうするの?
早くここから消えて、二度と姿を見せないで?」
山本先生は、車に乗り込むとそのまま立ち去った。
ついでだからと、お弁当を3つ作って、
先生と山田くんにも持たせた。
授業が終わって放送室で勉強しながら待ってると、
ミラノと山田くんがやって来て、
しばらく勉強してから、
3人で私の家に向かった。
途中で食材を買って帰ることもあって、
その後、家でまた勉強の続きをして、
夕食は家で食べると言ってミラノは帰ってしまう。
先生が戻ると夕食の支度を一気にやって、
3人で食べてからまた勉強した。
「念の為…心配だから」と、
2人とも私の処に泊まってくれていた。
1ヶ月ほどして、
街がクリスマスシーズン突入とばかりに、
キラキラした雰囲気になった頃に、
懸念していたことが起きた。
ミラノと山田くんと3人でマンションの前まで帰って来た時に、
山本先生が待ち伏せしていた。
「待ってたよ。
そろそろ3ヶ月目に入ったんじゃない?
検診に行かないとね?」と、
私の手首を掴んで、
停めていた車に押し込もうとした。
「何するんだよ!
麻衣子を離せ!」と、
ミラノが山本先生に掴みかかり、
山田くんが私を庇って間に身体を入れてくれる。
「何するって、こっちの台詞だよ?
麻衣子ちゃんは、僕と結婚するんだから。
子供だって…」
「私の前に二度と来ないで!」と声を絞り出した。
震えてしまいそうになったけど、
前を向かないとと思った。
「あなたがしたことは犯罪よ?
証拠も残してあるから。
ここから立ち去らないなら、
警察を呼びますよ?」
「こっちだって、写真、
撮ってあるよ。
ばら撒いてもいいんだよ?」
「やりたければやれば良いわ。
その写真も証拠になるし。
警察に強姦されたと告訴するだけだから。
大学も退学、
医者にもなれないでしょうね?
どうする?」
「強姦って…?」
ミラノが青ざめて震えながら私を見る。
「いい?
いくら脅しても私は屈服しないから。
ドアを開けたのが悪いですって?
ふざけないで?
薬飲ませて拘束して、
無理矢理強姦した方が悪いに決まってるでしょ?
私は被害者として、
いくらでも証言するし、
他の人に何て思われても構わないもの。
ちゃんと、支えてくれる人が居るんだから。
さあ、どうするの?
早くここから消えて、二度と姿を見せないで?」
山本先生は、車に乗り込むとそのまま立ち去った。

