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そぶりをやめて
第19章 250日
「いやいやいやいや...」

なんだろう。めっちゃ暑い。

そう。あれは、確か。
夕飯近いからって、ポップコーンを買うか買わないかでモメて。

「えー。それで抱きつくぅ〜?」

いや、だから抱きついていた記憶は無いけども。

「抱きつかれて、まっけーがめっちゃデレデレしてたよぉ〜」
「あ、それは、そうね。汐里が大好きなんだろうなって感じた」

ほんっと暑い。
12月入ってるのに、汗が流れてくる。

「ほー。そこは否定しないんだ〜」

汐里が参加出来ない話題もツラいけど。
この話題も、これはこれでツラいかも。

「いや〜。...あはは」

笑うしかない。

「なんか、丸くなったもんね、汐里」
「それ、わかる」

確かに、体重増えたし。
自分でも自覚あるけど。そんな面と向かって。
...まあ、言える間柄だけど。

「そうなのよね。5キロ以上太っちゃって」

このカフェの制服を探す時も、以前ならSサイズだったのに。
Mが、しかもちょっとスカートがキツくすら感じる。

それもあって、最近は怖くて体重計に乗ってない。
きっと少し前に計った5キロ増どころじゃないと思う。

「そーゆーんじゃなくてぇ。...なんか、オーラが?」
「幸せオーラ?」
「愛されてるオーラ?」

オーラとか言われても。
自分じゃ分からない。

「セックスしまくってるオーラじゃん?」
「そう!それだわ!」
「あー」
「いや、ちがっ」

いや。違わない。
まっけーこと佳佑と、毎日のように、下手したら朝晩セックスしてるなんて。
口が裂けても、この3人に言えそうにない。

「絶対違わないよね〜。ヤリまくってるって顔に出てる」
「いいじゃん。今のうちよ、そんな出来るのなんて」
「ヤリまくりとか、羨ましいわ〜。最近、してないな〜」

ほんっと顔から火が出る。

「え、しろべぇの所も、でしょ?まだ新婚だし」

4年目?5年目?が新婚かどうかは微妙なとこだが。
ハッキリ口には出せないが、2人目妊活中だってちょっと前に言ってたし。

「えへへへ...」

その笑いはー。

3人とも前のめりになる。

「安定期、入りました〜」とお腹にタッチしている。

「きゃー、おめでとー!」「おめでとう!」「おめでとう〜」
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