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そぶりをやめて
第4章 1ヶ月と3日
「うっま!」「ちょっとちょーだい。...うま!」
春キャベツや、アスパラ、タケノコなどなど野菜がたっぷり添えられたカレーは、美味しいのはもちろん、目にも鮮やかだ。
「こりゃ、ヤバいね」
「ちょ、食べ過ぎ。俺んのだから」
2人で奪うようにして、あっという間にカレーが空になる。
「食べ足りない...。このカレー、3杯はイケるな」
「確かに。でも食べられてよかったよねぇ」
カレーでとりあえずの空腹が満たされて、いくぶん落ち着いた。
ゆったりとした気持ちでピザと、セットになっていた前菜の盛り合わせやスープをいただく。
月が変わったからか、ピザの具や、前菜も前回とは違っている。
今回もどれも美味しい。
ランチを食べ終わると、漏れなくデザートを注文する。
沢山の種類の中から、ケーキを3種類と、ジェラードを2種類選ぶデザートセット。
今回も悩みまくって季節のケーキやジェラードから決めたのに、相手のケーキも気になって、つつきあって奪い合って食べた。
佳佑とは、食の好みが近くて助かる。
入籍して1ヶ月、土日のどちらかはこうして郊外にランチに出掛けている。
お洒落なカフェだったり、小汚いラーメン屋だったり、回転寿司チェーンだったりもする。
今回のように、美味しくて奪い合って食べることもあるし。
一度はハズレを引いて、押し付けあって食べたりもした。
昔からの同級生ではあったが、疎遠の期間も長かったし。
明らかに結婚してから、より深く知るようになったと思う。
おっきな図体をしているのに、小さな虫に弱かったり。
だけどGが出た時は、怖がりながらも退治してくれたし。
仕事終わりのお疲れモードの時は、すこぶるノリが悪く、家のことを一切しないけど。
そうかと思えば、朝はテンションが高くて、家事しまくってくれるし。
でも、運転は相変わらず苦手で、練習するすると言いつつも、結局汐里に押し付けてきたり。
その代わり、飲み物とか飴とかを絶妙のタイミングで手渡してくれる。
と、今のところは、イーブン。かな。
そりゃ、生活リズムなんかがまったく違ってて、なまだ慣れないことも多いけど。
時折、「え?」とか「はぁ?」と思っちゃうこともあるけど。
でも、なかなか上手く『結婚生活』を過ごしていると思う。
春キャベツや、アスパラ、タケノコなどなど野菜がたっぷり添えられたカレーは、美味しいのはもちろん、目にも鮮やかだ。
「こりゃ、ヤバいね」
「ちょ、食べ過ぎ。俺んのだから」
2人で奪うようにして、あっという間にカレーが空になる。
「食べ足りない...。このカレー、3杯はイケるな」
「確かに。でも食べられてよかったよねぇ」
カレーでとりあえずの空腹が満たされて、いくぶん落ち着いた。
ゆったりとした気持ちでピザと、セットになっていた前菜の盛り合わせやスープをいただく。
月が変わったからか、ピザの具や、前菜も前回とは違っている。
今回もどれも美味しい。
ランチを食べ終わると、漏れなくデザートを注文する。
沢山の種類の中から、ケーキを3種類と、ジェラードを2種類選ぶデザートセット。
今回も悩みまくって季節のケーキやジェラードから決めたのに、相手のケーキも気になって、つつきあって奪い合って食べた。
佳佑とは、食の好みが近くて助かる。
入籍して1ヶ月、土日のどちらかはこうして郊外にランチに出掛けている。
お洒落なカフェだったり、小汚いラーメン屋だったり、回転寿司チェーンだったりもする。
今回のように、美味しくて奪い合って食べることもあるし。
一度はハズレを引いて、押し付けあって食べたりもした。
昔からの同級生ではあったが、疎遠の期間も長かったし。
明らかに結婚してから、より深く知るようになったと思う。
おっきな図体をしているのに、小さな虫に弱かったり。
だけどGが出た時は、怖がりながらも退治してくれたし。
仕事終わりのお疲れモードの時は、すこぶるノリが悪く、家のことを一切しないけど。
そうかと思えば、朝はテンションが高くて、家事しまくってくれるし。
でも、運転は相変わらず苦手で、練習するすると言いつつも、結局汐里に押し付けてきたり。
その代わり、飲み物とか飴とかを絶妙のタイミングで手渡してくれる。
と、今のところは、イーブン。かな。
そりゃ、生活リズムなんかがまったく違ってて、なまだ慣れないことも多いけど。
時折、「え?」とか「はぁ?」と思っちゃうこともあるけど。
でも、なかなか上手く『結婚生活』を過ごしていると思う。