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そぶりをやめて
第4章 1ヶ月と3日
帰る道中で、スーパーに寄って食品を買い込んだ。

いつものスーパーじゃない系列だったので、目新しいものが多く。
ついつい買い込んでしまったので、マンションに着いたのが遅くなった。

さすがに疲れた。
ので、今日はもう簡単にスーパーのお総菜~。
お昼も豪華だったし。

あまり見慣れないお総菜を、テーブルに広げる。
野菜餃子に、生春巻き、コーンサラダ、カルパッチョに、海鮮巻き寿司。

「また、買いすぎじゃね?」

敷地内の薬局に行くとかで別行動だったため、佳佑はこの時はじめて内容を知った。

「そうかな~」

広げてみて、汐里も多いかなと少し感じた。
スーパーで見てるときは、このぐらいって思ったんだもの。

「ま、食べよ食べよ」
「おー...」

なんなんだ。
そんなに気になるのなら、お惣菜コーナーで選んでる途中に薬局行くのを辞めたら良かったのに。

お惣菜コーナーのとこから、薬局の看板が見えたからだろうけども。

それよりも!
ほんっと晩御飯の頃に不機嫌になるの、やめて欲しい。

普段は、そりゃまっけーの仕事が激務で、めちゃ疲れているの
が分かるけど。
今日なんかは、同じ予定をこなしたし。
なんなら、ほとんど汐里が運転したし。
どちらかといえば、汐里のほうが疲れているのに。

黙々と2人でご飯を食べ始める。


半分ほど食べ進めた辺りで、空腹が満たされたからか、まっけーの表情が幾分和らいできた。

やれやれ。

空腹で不機嫌って、赤ん坊かよ。とはツッコめない。

なんか、楽しくなる話題ー。

「これからゴールデンウィーク、4日ほどあるけどさ、なんか予定あんの?」

一大イベントのウェディング・フォトが終了した。

本来なら、旅行へ行ったり、実家に帰ったりするのだろうけど。

いまは、気楽に県外へ宿泊する旅行も行けないし。

佳佑の父親が、2年ほど前に大腸がんの摘出手術を受けていて。
まだいくぶん、投薬治療と経過観察中なので、コロナにかかると危険らしい。

汐里の両親も軽く基礎疾患があるので、油断はできない。

と、どちらの実家にも気安く帰れなかった。

ワクチンが普及すれば、帰ることが出来るようになるかもしれないが。
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