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そぶりをやめて
第5章 2ヶ月
確かに。

この所は、2人で出掛けるのも、少し遠出のドライブするぐらいだ。
あとはたまに行くショッピングモールがいいところ。

「まぁ、ちょっと見てみてよ」

しょーたに紹介されたサイトをさっきまで見ていたらしい。

話しながら、玄関を開け、部屋に入る。
手洗いうがいを済ませ、佳佑が調べかけていたパソコン画面を見せてもらった。

県内のあちこちに、様々な種類のグランピング施設がある。
今のところ、県内の、特に郊外型の宿泊施設は、コロナ対策をしつつ稼働しているらしい。

モンゴルのようなテントもあれば、バストイレ付きのロッジタイプもあり、半分ほど透明のドームがあったり。

寝袋じゃなくて、しっかりベッドだし。
食事はテラスで食べるから、密にならないし。

もちろん、自分たちで道具を持ち込んでテントを張るサイトもある。レンタルでテントなど一式を貸してくれる所もある。

「結構色々あるんだね」
「だろ」

料理も、BBQだけじゃなくて、パエリアなどをダッチオーブンで作ったり。
見た目も鮮やかで美味しそう。

「どう?楽しそうじゃん?」
「うん、まぁ、これなら」

でも見る限り、結構土日は予約が埋まってそう。

「平日行こうぜ」

銀行は、お盆休みがない。
みんなズラして交代で長期休みを取る。

「たなっち、有給取れない?」

平日は、土日に比べて空きがまだちらほら。
宿泊料金もちょっと安い。

「聞いてみるけど、たぶん大丈夫と思う」

汐里は、弁護士事務所に務めている。
と言っても、パラリーガルで。
名前はなにやらゴタイソウだが、田舎によく居る相続関係を専門に扱う田舎弁護士の、秘書兼、事務。

といっても、業務内容は、電話受付とほぼ雑用。
たまに運転手。
そして、先生の奥様の話し相手。ペットの散歩。

というのも、その弁護士事務所には、初老の先生1人だけ。
ご自宅のハナレを事務所にしている。

時給制で、給料はびっくりするほど安いけど、拘束時間は短いし。
ライブの度に休みを貰えるし。

7年ほど前に、親戚のおじちゃんにたまたま紹介された。

ちょっとクセのある先生と奥様だけど、実家のじーちゃんに比べれば可愛いものだ。

今ではすっかり気に入られて、家族同然の扱いを受けている。
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