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そぶりをやめて
第6章 100日後
今にも倒れそうなほどぐらぐら揺れる体を、起き上がってきた佳佑が抱きしめる。

反射的にその頭をかき抱いて、唇を寄せる。

荒い息のまま、唇を深く重ねて舌を交わす。

唇を重ねながらも、佳佑がにやりと笑ったのがわかった。

「...なに?」
「ヤバい。イキそう」

そう言う割には、余裕がありそうな。


いつからか、佳佑はどこかに恥ずかしさを置いてきたらしい。

純粋にセックスを楽しんでいる。ように見える。


それは、まあ、いいんだけど。

そんなことより、今は早くイって欲しい。


最初の頃が嘘かのように、今はすごく時間がかかっている。

今日は、挿入してからだけでもどのくらい経っただろう。


互いの体を抱きしめて、どちらの力なのか、ベッドの上を柔らかく跳ねる。

もっと激しく動けば良いのだろうが、汐里の体力的にそろそろ限界だ。

もう、ほんっと早くイって欲しいんだけど。


睨んでいたのが、ようやく伝わったのか。

佳佑が、ふふっと笑ってから、体をぐいっと倒してきた。


枕の上にちゃんと頭が乗るよう寝かされ、脚を押し広げるようにして体を重ねる。

抜けかけていたモノが、今一度奥深く入ってきた。

「んあっ...」「...っは」

カラダが熱くてたまらない。

でも、それ以上に、佳佑の熱を感じる。

急加速する動きに、しがみつくように回した手に力が入る。


明らかにイク為の動きをしているのが分かる。

肌がぶつかる音が、水音を含んでいやらしく響いている。

その音をかき消すかのように、2人の荒い息が混ざりあいながら舌を交わしてまた違う音を立てる。


きっと佳佑も、もうこちらを伺う余裕なんてないだろう。

汐里は、我慢していた声を解き放った。

「あっ、...やあっ、あっ、...ああっ」
「っく!!」


待っていた衝撃を、震えるナカで受け止めた。



熱が去ると、急激な眠気に襲われる。

きっと、もう夜も遅いはず。

明日は、普通に仕事だし。



頭が撫でられて、少し目を開ける。

「大丈夫?」

「だいじょうぶじゃない...」

また佳佑の胸の中にいるらしいが、振りほどく余力がない。

仕方ない。

最近、一段と痩せてきた佳佑のちょぴり逞しい胸に顔を埋めた。
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