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そぶりをやめて
第6章 100日後
絶対、いい意味じゃないでしょ。

ぷりぷりして、流しに洗い物を置く。

そりゃ太ったのは、自業自得だけどさ。

「いいもん。ダイエットする」
「!!やめなって。ほんと、しなくていいって」

キッチンですれ違うようになった時に、佳佑にはばまれる。

「丸味が出てきて、その、めちゃ色っぽくなってて...」
「は?色っぽい?だれが??」

色っぽい、とか、生まれてこの方、言われたことない。

嫌味でしょ。

「え。気づいてないの?」

「は?なにが」

そんな小芝居には引っ掛かりません〜。

「ここんとこ、めちゃ色っぽくなったよ。てか、エロい」

はい。嘘っぽい。

「嘘じゃないって、マジで」

もういいよ。別に。そんな真面目な顔しなくて。

逆に申し訳なくなってきた。

佳佑の横を通り抜けて、リビングに向かおうとする。

「...ひゃ!」

後ろから佳佑が抱きついてきて、その胸の中に収まる。

「確かめてみる?」

は?何言って...。

佳佑が、腕に力を入れて、その存在を汐里のお尻に擦り付ける。

「!!」

「汐里が起きてきた時から、ずっとこうなんだけど」

スーツのスラックスの向こうで、完全に起き上がってはいないが、確実に固くはなっていると思われる。

「うそ...」
「こんな格好でウロウロされちゃぁさあ」

佳佑の右手が太ももを這う。

汐里は、大きめのバンTを1枚だけ着ている。
だぼだぼで、膝まではないけど、お尻は完全に隠れているし。
色も濃灰色で、色気とは無縁の派手でイカつい柄だ。

「下着、付けてないのかな、とか気が気じゃなかった」
「...はいてる、し」

この朝ではありえないシチュと。
耳元で佳佑の色っぽい声がして、不覚にもドキドキしてしまう。

「ブラしてないでしょ」

這い上がった右手が、バンTの上から胸を揉む。
相変わらず左手にはぐるりとホールドされていて、逃げられない。

「...っ」
「ほら」

こんな触り方されたら、そんな気になってきちゃう。
昨日が昨日だったし。

うなじに佳佑の唇を感じて、吐息が漏れる。

「ほんとエロいって」
「...分かった、から、...はなし、て...」

離れたと思った次の瞬間、手を引かれる。

「っ、ちょ...」

無言で引っ張られた先に、ベッドがあった。

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