この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
そぶりをやめて
第9章 160日 〜その1〜

「...シャワー、浴びよ?」
佳佑に促され、ジャグジーからなんとか出てシャワーを浴びる。
ぼうっとしているものの、抱き合ってのシャワーは少し気まずい。
でも、1人では立っていられそうにないので、向かい合った佳佑の腕を軽く掴む。
こんな明るい朝のお風呂で、ナニやってんだか。
しかも、あんなに、自分から求めてしまって。
「急に、どうした?」
「だって、あんな風になるなんて...」
顔を覗き込もうとする佳佑から、顔を背ける。
背けたのに、佳佑の嬉しそうな笑い声がする。
「えー、今さら?」
そう言いながら、自分にあてていたシャワーを汐里の背中にあて、指を滑らせる。
「...っ、ふ...」
小さくびくっとなってしまう。
シャワーは、ぐるりと汐里の体を濡らしてゆく。
「んなの、ここ来てから、ずっとじゃん?」
ん?ずっと??
そんな、ことないと、...思うけど。
ずっと求めてくるのは、佳佑のほう...。
「俺は嬉しいけど」
耳元で甘くそう囁かれて、ぞくっとする。
至近距離に唇が見えて。
「はい。しっかり洗って、ね」
シャワーを渡され、充分浴び終えたのか佳佑は風呂から出るらしい。
「...そこ」
チラリと視線が向けられ、どこの事を言っているか理解した。
汐里の足の間から太ももを、白いモノがシャワーで濡れ広がっているのが見える。
「っ!!」
生々しいそのアトに、シャワーを当てて洗い流す。
なんとかキレイにして、お風呂場から出ると、佳佑は服も着て涼しい顔をして1人がけのソファーでグラスのお水を飲んでいた。
バスタオルを巻いたまま、そのお水を奪って飲む。
めちゃめちゃ喉が乾いているのだ。
腕のチカラが出ないからか、水が零れてアゴから喉に伝う。
「あ、ああ〜」
慌てて佳佑が立ち上がり、自分が首に巻いていたタオルで汐里の首を拭く。
「んな慌てなくても」
「おかわり!」
飲みかけだったので、当然足りない。
「はいはい」
グラスを受け取った佳佑が、部屋の隅のウォーターサーバーに向かう。
汐里は、へたりこむようにソファに座ってお水を待った。
「大丈夫?」
佳佑に促され、ジャグジーからなんとか出てシャワーを浴びる。
ぼうっとしているものの、抱き合ってのシャワーは少し気まずい。
でも、1人では立っていられそうにないので、向かい合った佳佑の腕を軽く掴む。
こんな明るい朝のお風呂で、ナニやってんだか。
しかも、あんなに、自分から求めてしまって。
「急に、どうした?」
「だって、あんな風になるなんて...」
顔を覗き込もうとする佳佑から、顔を背ける。
背けたのに、佳佑の嬉しそうな笑い声がする。
「えー、今さら?」
そう言いながら、自分にあてていたシャワーを汐里の背中にあて、指を滑らせる。
「...っ、ふ...」
小さくびくっとなってしまう。
シャワーは、ぐるりと汐里の体を濡らしてゆく。
「んなの、ここ来てから、ずっとじゃん?」
ん?ずっと??
そんな、ことないと、...思うけど。
ずっと求めてくるのは、佳佑のほう...。
「俺は嬉しいけど」
耳元で甘くそう囁かれて、ぞくっとする。
至近距離に唇が見えて。
「はい。しっかり洗って、ね」
シャワーを渡され、充分浴び終えたのか佳佑は風呂から出るらしい。
「...そこ」
チラリと視線が向けられ、どこの事を言っているか理解した。
汐里の足の間から太ももを、白いモノがシャワーで濡れ広がっているのが見える。
「っ!!」
生々しいそのアトに、シャワーを当てて洗い流す。
なんとかキレイにして、お風呂場から出ると、佳佑は服も着て涼しい顔をして1人がけのソファーでグラスのお水を飲んでいた。
バスタオルを巻いたまま、そのお水を奪って飲む。
めちゃめちゃ喉が乾いているのだ。
腕のチカラが出ないからか、水が零れてアゴから喉に伝う。
「あ、ああ〜」
慌てて佳佑が立ち上がり、自分が首に巻いていたタオルで汐里の首を拭く。
「んな慌てなくても」
「おかわり!」
飲みかけだったので、当然足りない。
「はいはい」
グラスを受け取った佳佑が、部屋の隅のウォーターサーバーに向かう。
汐里は、へたりこむようにソファに座ってお水を待った。
「大丈夫?」

