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そぶりをやめて
第10章 160日 〜その2〜
「からかってるんだよね?」
「は?何で?...え、からかってるって思ってんの??」
今度は佳佑が軽く驚いた顔をしている。
「俺、ずっと言ってるよね」
ずっと、というか、ここ2ヶ月ぐらいなんか急に言い出したイメージあるけど。
からかってる、っていう言い方が違うのか。
ヤらせろ、ってことだもんね。
「それでか。あんま響いてナイなって思ってたけど」
汐里の手を取って、その指先にキスを落とす。
「そろそろ、信じて欲しいな〜」
指を絡め、角度を変えて手にキスを続けている。
「...何を?」
「好きだよ」
...は?
一息ついて、今度は至近距離に目が合う。
「好きだ」
...また、なにを。
真面目な顔に見えるけど、そんなハズないでしょ?
「汐里、嘘じゃないから。本気で好きだから」
そんな事を言われても、全然ピンとこない。
見つめ合ったまま、しばらく沈黙が続く。
「...マジで?」
「マジで」
やっと絞り出した声に、食い気味に被せてきた。
なんだろ。自分でも何を聞きたいのか。
どんな答えでも納得できる気がしない。
「え、ヤりたいから、じゃなく?」
「ヤりたいからじゃなく!って、ヤりたいのは、ヤりたいけどさ」
ヤりたいんじゃん。
「ヤりたいから、好きなんじゃなくて。好きだから、ヤりたくなんの!」
うん??
なんか、ますます分からなくなってきた。
「汐里は、俺のこと嫌い?」
また何を言い出した?
「すぐ答えて。直感で。嫌いなの?」
「...嫌いじゃないよ?」
嫌いなヤツとは暮らせないし。チューもセックスも無理。
「ほら、好きじゃん」
「はぁ!?」
そんなイマドキ幼稚園児でも言わないような極論。
ん?
佳佑は、そういう意味で『好き』って言葉を使ってるってこと?
幼稚園児レベルの『好き』?
あ、なんか納得。
「俺も、最近まではさ。こんな好きになるとは思ってなかった」
ん??
「だけど、ここんとこ、汐里がどんどん可愛く思えて。めちゃエロく感じて。毎日ヤバいぐらい、ヤりたくなって...」
「ちょっとちょっとちょっと!?」
幼稚園児じゃない??
「は?何で?...え、からかってるって思ってんの??」
今度は佳佑が軽く驚いた顔をしている。
「俺、ずっと言ってるよね」
ずっと、というか、ここ2ヶ月ぐらいなんか急に言い出したイメージあるけど。
からかってる、っていう言い方が違うのか。
ヤらせろ、ってことだもんね。
「それでか。あんま響いてナイなって思ってたけど」
汐里の手を取って、その指先にキスを落とす。
「そろそろ、信じて欲しいな〜」
指を絡め、角度を変えて手にキスを続けている。
「...何を?」
「好きだよ」
...は?
一息ついて、今度は至近距離に目が合う。
「好きだ」
...また、なにを。
真面目な顔に見えるけど、そんなハズないでしょ?
「汐里、嘘じゃないから。本気で好きだから」
そんな事を言われても、全然ピンとこない。
見つめ合ったまま、しばらく沈黙が続く。
「...マジで?」
「マジで」
やっと絞り出した声に、食い気味に被せてきた。
なんだろ。自分でも何を聞きたいのか。
どんな答えでも納得できる気がしない。
「え、ヤりたいから、じゃなく?」
「ヤりたいからじゃなく!って、ヤりたいのは、ヤりたいけどさ」
ヤりたいんじゃん。
「ヤりたいから、好きなんじゃなくて。好きだから、ヤりたくなんの!」
うん??
なんか、ますます分からなくなってきた。
「汐里は、俺のこと嫌い?」
また何を言い出した?
「すぐ答えて。直感で。嫌いなの?」
「...嫌いじゃないよ?」
嫌いなヤツとは暮らせないし。チューもセックスも無理。
「ほら、好きじゃん」
「はぁ!?」
そんなイマドキ幼稚園児でも言わないような極論。
ん?
佳佑は、そういう意味で『好き』って言葉を使ってるってこと?
幼稚園児レベルの『好き』?
あ、なんか納得。
「俺も、最近まではさ。こんな好きになるとは思ってなかった」
ん??
「だけど、ここんとこ、汐里がどんどん可愛く思えて。めちゃエロく感じて。毎日ヤバいぐらい、ヤりたくなって...」
「ちょっとちょっとちょっと!?」
幼稚園児じゃない??