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禁断の自由形
第1章 水泳部の夏合宿
肝試しのタイムは吉本のペアが最下位だった。
当然だ。
途中であんな淫らなことをしていたのだから…
それも死者が眠りについてる神聖な墓地で。

談話室で少し休憩したのち、消灯時間になったので解散させて各自の部屋へ入らせた。
消灯時間だからといって、すぐに眠れるわけもなかった。
ましてや吉本は若い乳房を揉み、
ペニスをしゃぶられたのだから興奮してしまい、なかなか寝つけなかった。
思い出すだけで股間が熱くなり血流が1ヶ所に集まり始めた。
無理やり目をつむると白い胸を思いだし、手のひらに柔らかい感触が甦った。

『SEXしたかったなあ』
自然と右手が股間に伸び、いきり立った生殖器を握っていた。
あのまま彼女の頭を鷲掴み、腰を思いっきり振れば、とんでもない快楽が得られたに違いない。
彼女の下半身を包み込むジャージとパンティを引き剥がし、 白い尻を抱き抱えて腰を打ちつけて 肉と肉がぶつかり合うパンパンという音をたてて 全身に震えがくるほどの射精をしたかった。
知らず知らずのうちに肉棒を握りしめた右手が上下にスライドしていた。

『いきそうだ…』
精液を受け止めるために枕元のディッシュを取ろうとした瞬間、ガタツと音が響いた。
音がした方を見るとドアが少し開いていた。
しまった!!
部屋のドアに鍵を掛けるのを忘れていた。
生徒の誰かに、この情けない姿を見られたに違いない。
誰だ!大声をあげて追いかけたかったが 射精の衝撃が局部を襲った。
第一波、第二波と衝撃は続いた。
衝撃が収まり、急いでティッシュで肉竿を拭い、あわてて廊下に出てみたが 人影など、もはやどこにもなかった。

翌朝、みんなは「眠い」だの「ダルい」とか言いながらも元気に朝食を食べていた。
部長の相川も、まるで昨夜に何事もなかったかのようにいつも通りだった。
ただ一人、吉本だけが夜のオナニーを誰かに見られたかもしれないとオドオドしていた。
何人かがコソコソと話し合いキャハハと大声で笑うと自分の恥態を見た奴が言いふらしてるのではないかとドキリとした。
朝食を終え、午前中の練習に備えてそれぞれが離散し始めた。
相川がスッと吉本に近づき
「先生、今夜は最後までシてあげるね」と囁いた。 吉本の心は明るくなった。
オナニーを見られた確証などない。
あれは俺の気のせいなんだ。
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