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禁断の自由形
第1章 水泳部の夏合宿
プールサイドには部員たちが整列していた。
部長の相川が「よろしくお願いいたします」と声をだすと全員が声を揃えて同じように復唱した。
『いいねえ…やっぱり水泳部はこうでなくっちゃ』
ハードスケジュールの練習内容に部員たちもしっかりとノルマをこなしていった。

そんな時、ひとりの女の子が足を痙攣させた。
吉本はプールに飛び込み、その女の子を抱き抱えてプールサイドに引き上げた。
「足が痙攣するのは体力不足だぞ」
女の子は樋口陽子という部員だった。
「おい、樋口を医務室に連れて行くから相川あとを頼むぞ」
腋にグッと腕を差し入れて彼女を抱き抱えた。 「私も同行します!」
樋口と仲の良い井上佳奈という部員も吉本と樋口の後を追った。

「いいなあ…先生にお姫様だっこしてもらって…」 佳奈が羨望の眼差しで陽子を見つめた。
「えへへ~、いいでしょ」
そう言って陽子は吉本の首にギューっとしがみついた。
人気(ひとけ)のないグランドの裏に差し掛かると「先生、もう下ろしてくれていいわよ」と陽子が言った。
「え?」どうやら足が痙攣したというのは仮病のようだった。
「私、昨夜の先生の…見ちゃったのよねぇ~… 先生のオ・ナ・ニー」
吉本と並行して歩いていた佳奈がいたずらっぽく話し始めた。
『な、なんだって!あれはこの子だったのか!』
「それでね、陽子に話したら陽子も見たいんだって」
まるで流行りの映画でも見たいというように彼女はサラリと言ってのけた。
「な、なんのことかな?」
ここはシラを切るしかないと思った。
「あらら…そんなことを言ってもいいのかしら~ 私、写メも撮っちゃったのよねえ」
なんならスマホの画像を見せましょうか?と彼女が逆襲に出た。
「そんな…オナニーの最中にシャッター音なんてしなかったぞ!」
きゃはは~、オナニーしてたって白状したぁ~
二人の女の子は手をバンバン叩いて喜んだ。
「頼む!!昨夜のことは見なかったことにしてくれ!!」
両手を顔の前で合わせ拝むポーズで頭を下げた。
「私は別にいいけどぉ~陽子がね」
そう言って佳奈は陽子の方を見た。
「佳奈にだけ見せただなんてズルい~!」 ほら、陽子がかわいそうじゃん…ここで見せてくれたら他の人には絶対に言わないしさあ。
悪魔の囁きが吉本を窮地に追い込んだ。
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