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夫人は貢ぎもの
第5章 酒池肉林
「おお!あっちはさっそくプレイし始めたようでんな。
奥さん、ほな、わてらもやりまっか?
いろいろ道具も揃えておりまっせ…
さて、何がよろしいやろ?」

乳首のピンチコックに
アナルプラグに
鞭にロウソクもありまっせと言いながら

「そや!奥さんはべっぴんさんやから
コレがええわ」と
大岩はトランクからある道具を取り出した。

それは里子が見たこともないフックのようなものだった。

「そ、それは…?」

「これな、鼻フックと言いまんねん。
奥さんは鼻筋が通ってきれいな鼻やから
きっと似合いまっせ」

大岩は里子が逃げれないように
プロレス技のヘッドロックで頭をホールドすると、
鼻孔にフックを引っ掛けた。

「い、痛い!!」

鼻がもげるように上に引き上げられる。

「うひょひょ~、
べっぴんさんは何をしてもべっぴんさんやのぉ~」

ほれ、視聴者さんにも見せてやれやと
里子の顔をカメラのレンズに近づけた。

カメラのレンズに
微かに自分の顔が反射して見て取れた。

そこには豚のような鼻をした里子がいた。

主人の仕事の関係で様々なパーティに出席し、
華やかなドレスを身にまとい
美貌とスタイルの良さで
羨望の眼差しを受けてきた自分が
素っ裸で麻縄に縛られ、豚鼻にされ、
プライドも美貌の優越感もボロボロにされた。
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