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バツイチと言わせない
第3章 康介と希美子
『かわいい』

希美子はもう少しこの純情な青年を虐めてみようと決めた。

「さっきさあ、もう一つ頼みたい事があると言ったでしょう?」

「お、俺、何でもやります!」

「じゃあ、モデルをしてくれないかしら」

「モデル…ですか?」

「私、こう見えても画家なのよ、
そんなに売れてる訳ではないけど
ある方の力で何とか食べていけるだけの稼ぎはあるわ。
でも、そのある方にお世話になりっぱなしってイヤなのよ」

希美子の言う『ある方』というのは
言わずと知れた笹崎のことだ。

希美子の描く絵が本当に売れているのかどうかわからないが
笹崎からはことあるごとに作品代としてお手当てを頂いていた。

そういう恩義があるが故に
笹崎からのベッドへのお誘いを断れずにいた。

このままでは堕落してしまいそうなので
引っ越しを機に笹崎のもとを離れて
一人でやっていこうと決めたのだ。

その記念すべき第一作のモデルに康介を指名した。

「こんな僕でいいんですか?」

「シャツの上からだけど、
あなた素敵な筋肉があるようだし、
きっと素敵な裸体が描けそうな気がするの」

「ら、裸体?ヌードなんですか?」

「イヤとは言わないでしょね。
あなたは私のヌードを見てるんだからこれでおあいこでしょ?」

見たと言ってもカーテンのない部屋で
ヌードになったあなたが悪いんじゃないか…
そう小声でブツブツと抵抗しても許してくれそうもなかった。
なりよりもさきほどショーツを箱から引っ張り出して匂いを嗅いだという負い目が心の底にあった。
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