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バツイチと言わせない
第7章 決着
完全に眠らせることができなかったので
希美子を裸にするのに少々手間取ったが
おかげでベッドのシーツも適度に乱れて
淫らな雰囲気を醸し出せそうだった。

希美子を大の字にさせると笹崎はカメラを構えた。

『お前は私のものだ。
お前は私から逃げることなどできないのだよ』

シャッターを押し込むとフラッシュと共に
白い裸体の希美子が暗闇に浮かび上がった。



希美子との関係を親に打ち明けたいと言えば
希美子も諸手を挙げて喜んでくれるものだと思っていた康介はガッカリした。

密かな恋愛もそれなりにドキドキしていいだろうが やはりオープンなお付き合いで一緒に買い物に行ったり手をつないでデートがしたいと思った。

ベッドで寝返りを打つと
希美子の寝室が目に飛び込んできた。

先ほど電話で窓越しに会話していたので
カーテンは開いたままだった。

仄かな月明かりが映し出す希美子の寝室に
人影が揺れていた。
『希美子…』
眠りにつく前にもう一度
希美子の声が聞きたかった。

スマホに手を伸ばしたその時、
一瞬、希美子の寝室が真っ昼間のように明るくなった。

『えっ?なに?』

閃光と共に
ベッドに横たわる希美子の裸身が浮かび上がったように見えた。

よくよく目をこらして寝室を見ていると
再び閃光が光り、希美子の裸身が浮かび上がった。

再び訪れる静寂…
月明かりを頼りに見てみると
カメラを構えてるのはどうやら男のようだ。

『ヌード撮影なのか?
僕をメロメロにしておきながら
他にも男がいたのか?!』

やがて連続撮影になったのか
フラッシュが絶え間なく光りだす。

どこかにカメラを固定したのか、
やがて閃光の中に男も加わり始めた。

男が希美子の躰に覆い被さる。
まるでパラパラ漫画を見ているように
男の腰がピストン運動をしているのがわかった。

僕は希美子に弄ばれただけなのか?…

愛情が憎悪に変わりかけた瞬間、
希美子の手がこっちの部屋に向かって伸びてるのが見てとれた。

最初、見るなと手で制しているのかとおもったが
手招きしているのだと理解できた。

ヌード撮影にしては様子がおかしい…

弱々しいが希美子は男を拒絶しているようだ。

犯されている?

「母さん!!110番だ!」

階下の母にそう怒鳴ると
康介は窓を開けて
隣の家の窓を目がけてダイブした。
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