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彼女のお母さん
第2章 母の秘め事
[あああ~っ!!]
「あ~ん!太っいぃ~~!!」

シンクロしたかのように
画面の美登里と瑠璃子は同時に喘いだ。

さすがに母子だけあってその声はよく似ていた。

ただ、瑠璃子の声だけは
ご近所さんに聞こえはしまいかと
ラブホで喘ぐ時よりもかなり抑えた声だった。

『もっと乱れろよ!』

そう、画面の美登里のように
髪を振り乱さんばかりに
喘いで欲しいと雄一は切望した。

ビデオのAV男優は美登里の変化を楽しむように
いきなりの腰フリ全開ではなく、
ペニスを出し入れする音を
視聴者に楽しませるかのように
スローに出し入れをはじめた。

性欲に任せてガンガンに突きたいのを我慢して
雄一も同じようになるべくゆっくりと
ピストン運動した。

すると、いつもはベッドの軋み音で気付かなかったが
グシュ…じゅぽ…と腰を挿したり引いたりする度に
ものすごくいやらしい音が結合部から響いた。


「いやん…雄一ったら…
いやらしい腰の動かし方するぅ~」

いまやビデオ画面を見ることを忘れ
自分が挿入されている現実に酔うかのように
目を閉じて感じている瑠璃子は
雄一がビデオ男優の真似事をしているとは
露にも思っていないようだった。
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