この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女のお母さん
第3章 美登里の過去
さて、逃げ出したものの、
竜二は借金を美登里名義にしていたので
何処へ逃げても必ず借金取りは
美登里の居場所を突き止めてやって来ました。


「利子だけでも払ってもらわない事には
俺たちも我慢の限界があるんだけどねえ…
払えないっていうのなら
それなりのいい仕事を
紹介してやってもいいんだぜ?」


借金取りの男に連れて行かれたのは
「会員制クラブ」と掲げられていた
洒落たクラブであった。

「この女をここで面倒みてやってくれや」
借金取りの男は
ママさんらしき女に美登里を紹介した。

「この子も借金のカタに働かすの?」

ママさんはうんざりとした表情で男に尋ねた。

「この女の器量なら
1年も経たないうちにチャラにできるだろう…
上手く仕込んでやってくれよな」

じゃあ、後は頼むと言って男は去って行った。

ママさんは、やれやれと言った顔をしながら
「あんた、歳はいくつなの?」と尋ねた。

「17歳です…」

そう美登里が答えると

「また厄介なのを連れてきたものね」と
顔を曇らせながらタバコに火を付けた。

フーッと紫煙を吐き出すと

「まあ、ドレスを着せてメイクすれば
それなりに使えるかしら…」と
独り言のように言った。

「いい?あんたは19歳で、
名前は美姫(みき)と名乗りなさい」

しっかり稼いで早く自由になりなさいと
根は優しい女性なのだろう、
ママさんは店の女の子に
美登里にメイクとドレスを着せるように命じた。
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ