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レンタル熟女
第2章 クラブを経営する夫婦
「置いてけぼりを喰わされましたね」
雪子を口説いた男とは別のテーブルから
見窄らしい中年男が亜由美に声をかけてきた。
デブ・ハゲ・チビの三拍子揃った中年男に
声をかけられても
まったく嬉しくない亜由美は
男に目もくれずに酒をあおった。
「そんな吞み方は体に毒ですよ」
亜由美が許してもないのに
中年男は先ほどまで雪子が座っていた席に移ってきた。
「ちょ、ちょっと!」
亜由美は男を罵倒しようとしたが
「こんな場末の居酒屋は貴女には似合わないな。
新地に行きつけのクラブがあるんですけど、
良ければそこで飲み直しませんか?」と言ってきた。
新地ですって?
東京で言えば銀座じゃない!
そのような高級クラブに
一度は足を運んでみたいと思ったので
亜由美は俄然その男に興味を抱き始めた。