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レンタル熟女
第2章 クラブを経営する夫婦
男は女の心理を読むのに長けているのだろう。
プライベートで楽しみながら
お金を稼ぐのも悪くはないですよと
レンタルを申し出てくれた。
「あ…じゃあ…これで…」
亜由美は指を一本立てた。
亜由美としては一時間一万円というつもりだったのだが、
男はわかりましたと財布から一万円札を10枚抜き取ると亜由美に握らせた。
「こんなに?多すぎます!」
これからお酒をご馳走してもらって
レンタル代をこんなにいただいては申し訳ないと
一万円だけ受け取りあとは返そうとした。
「貴女を一晩…朝までレンタルしたいんですよ」
なんのことはない、
男は亜由美を抱こうという魂胆なのだった。
デブ・ハゲ・チビの三拍子揃った男に抱かれるのであれば
これぐらいは貰っていても罰は当たらないと
「ありがとうございます」と現金をバッグに入れた。
男が連れ込んだ店は
新地の店とは言いがたいほどの
場末のスナックだった。
席に着くとママさんらしき女が
「あら?つーさんったら、また新しい彼女?」と言いながら
値踏みするように亜由美を頭の先からつま先まで舐めるように見つめた。
「いらっしゃいませ」
奥からマスターらしき男が
顔を覗かせながら挨拶した。
「マスター、また女の子を連れてきたから
楽しませて下さいよ」
常連らしくデブ・ハゲ・チビの三拍子揃った男は
気軽にマスターにそう言った。
「いえいえ…こちらこそ
毎回素敵な女性を連れてきてくれて
ありがたい限りです」とニヤリと笑った。