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レンタル熟女
第2章 クラブを経営する夫婦
『この男を味方にしたい…』
亜由美は心の中で思案した。
惚れさせてしまえば
拘束を解いてくれるかもしれない。
いや、それどころか
ここから解放してくれるかもしれない。
亜由美は長年の男女関係の経験から
この個室に流れる
微かな不穏な空気を感じ取っていた。
マスターと呼ばれるこの男…
つーさんという男に
あまり好意を抱いていない気がした。
ママさんがつーさんに愛撫され
艶っぽい声を出す度に
亜由美の体を愛撫する手が
ピクリと動揺していたのを
見逃してはいなかった。
マスターとママさんは
きっと相思相愛のおしどり夫婦なのだろう。
その二人の気持ちに亀裂が入った時、
きっとこの個室は
殺伐とした修羅場になるはずだと思った。
「ねえ…手コキしてあげるから手を解いて…」
「すまねえな、それは無理だ。
脚を解いただけであの男が腹を立てているんだ
これ以上あんたを自由にさせたらこの店の支援金をストップするとも言い出さないからな」
拘束を解いてもらう
おねだりは時期尚早だったのか…
ここは焦らずに
じっくりと攻めるしかなさそうだわ…
亜由美は気が急いたことを悔やんだ。