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レンタル熟女
第1章 レンタル稼業
大阪駅で待っていると、
待ち合わせ時間ちょうどに
「レンタルの亜由美さんですか?」と
年の頃は-50代の男性に声をかけられた。
「はい…亜由美です」
「私、連絡をさせていただいた
高山和人と申します」
レンタルの予約を頂いてから、
実は騙されているのではないかと半信半疑だったが、
想像以上に紳士な男に亜由美はホッとした。
「あなたぐらいの年齢のレンタル彼女を
探していたんですよ」
新幹線に乗り込み、座席に落ち着くと
「これ、とりあえず前金です」と
封筒を差し出してきた。
中をチラッと覗くと10万円が入っていた。
「残りの10万円は帰りに渡します」
ということは…一泊二日で20万円!
「こんなに頂いてもいいんですか?」
あなたの48時間を頂戴するんだから
それぐらいが妥当でしよ?と
彼は涼やかに笑った。
こんな払いっぷりのいい男とだったら
レンタルと言わずに
買い取ってもらっても構わないわと
亜由美は思った。