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愛の隠れ家
第3章 他人のセックスを見てしまう

「失礼します」

愛子は顔を伏せて室内に入った。


「お客さま、ほんとうに申し訳ござ‥」
ベッドルームに足を踏み入れた途端、
愛子は固まってしまった。


男女がシックスナインで舐めあっていた。

夫婦で舐めあう事はあっても、
他人が舐めあう姿を目の当たりにするのは
初めてだった。

その姿は妖艶で、
さきほどまで男女の交じり合いを聞いていた愛子は
自分の官能の炎が一気に燃え上がるのを感じた。


男はお構いなしに
女の股ぐらから顔をのぞかせて

「お湯がでないんですよ、
確認していただけますか?」と

口元をテカらせながら平然と話しかけた。


女が一心不乱に頭を上下に振っていた。

ジュボジュポ、ジュルジュルという音が
愛子の耳に侵入してきた。

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