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愛の隠れ家
第4章 エレベーターの中で…
「あらぁ~‥‥ついに咥えちゃったわ‥‥」
光子は防犯カメラの画面に釘付けになっていた。
フロントの奥で
さきほどまでアダルトサイトの
エロ動画を見ながらオナニーに励んでいたのだが、
パソコンがフリーズしてしまい、
男女の結合部を画面に残したまま
動かずにじっとしていた。
あ~あ、つまんない‥‥
光子のワレメはグッショリ濡れていた。
階上の各部屋で男女が痴態をさらけ出して
気持ちのいいことをしてるのだと思うと
無性にイライラした。
そんなときだった。
ふと、防犯カメラのモニター画面の一つに
目が止まった。
新入りの愛子が慌ててエレベーターに乗り込んだ。
「なにをあわててるのかしら?」
エレベーターの中の愛子は
何度もエレベーターの『閉』ボタンを押していた。
『よくサスペンス映画で
犯人に追われてる被害者が慌ててる場面があるけど、そっくりね‥‥』
そんなことを思いながら、
机の片隅に置いてあるスナック菓子に手を伸ばそうとしたそのときだった、
半裸の男がエレベーターに飛び込んできた。