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愛の隠れ家
第1章 パートタイマー

「あら~、ほんとに気持ちよかったのね~ 
これ、お漏らしじゃないわよ
わかる?潮を噴いたのよ」

そんなことは愛子にもわかっていた。

愛子も感じやすい体質で
ポイントをうまく責められたら
まるでおもらしのように
激しく潮を噴いてしまうのだった。

「じゃあ、スペアのシーツを敷いちゃうから
バスルームの方をお願いできるかしら」

「は、はい…」
あの…どうやって…?

「あんた、おうちで風呂掃除ぐらいするんでしょ?
おうちの風呂掃除の要領でやればいいのよ」

そう言って聡美はカーゴから
洗剤とスポンジを愛子に手渡した。


実はバスルームなど
サッとシャワーで洗い流すだけなのだ。

だが聡美は一人になる時間が欲しくて、
わざと愛子が手間取るように
しっかり洗うように命じたのだった。

「それじゃあバスルームをやらせていただきます」

「ええ、お願いね。
少しでも汚れていると
次のお客様から苦情がくるからね」


愛子がバスルームに消えるやいなや
聡美はゴミ箱をかき混ぜて
目的のものを探し出した。

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