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TRUE COLORS ~PURPLE~
第7章 Second contact
一通りの打ち合わせを終え、
みな、副社長室を出ようとしている時だった。
一番最後に残った社長の元に、夕凪が向かったのだ。
「あの、あの時は本当にありがとうございました。」
そう言い、ペコリと頭を下げる夕凪。
!何だ?今一瞬社長の顔に浮かんだあの表情?
「処置が迅速で適切だったので
軽傷だったと医師も言っていました。」
「いや、いいんですよ。
そもそもこちらの不注意であなたをあんな目に遭わせてしまったのです。
軽傷だったのなら、本当によかったです。」
社長、あんな目で女、見る人、だったか?
顔を上げた夕凪がフッと目を見開く。
「オー ドゥ ナルシス ブルー ですか?」
一瞬驚いた顔を見せ、微笑む社長。
「いや、違いますよ。」
彼女をドアの方に促しながら、社長もそれに伴いながら
「ウチは香水も開発・販売をしてましてね。その香りだと思いますよ。」
と言い、夕凪をショップ入口までエスコートしていく。
「水仙の香りがしたので、そうかと思ってしまいました。すみません。」
社長にエスコートされている夕凪の頬が少し赤くなっている。
間違えたのが恥ずかしくて、赤くなったそれじゃない…な?
「サオリ~。何してんの。」
先を行っていたレイの声が飛んでくる。
「タクシー来ているのよ。早くいらっしゃい。」
「あ、あの。それでは失礼いたします。」
そう丁寧に社長に頭を下げ、レイの元に向かう夕凪。
見送る社長の、あの、眼差し。
そして、あの時社長が言った
「ダメだ。………アレは、俺には………ダメだ。」
…………………確信。
なるほどねぇ。
うん、これから何だか色々面白いことになってきそうだ。
うん、これから何だか色々面白いことになってきそうだ。
みな、副社長室を出ようとしている時だった。
一番最後に残った社長の元に、夕凪が向かったのだ。
「あの、あの時は本当にありがとうございました。」
そう言い、ペコリと頭を下げる夕凪。
!何だ?今一瞬社長の顔に浮かんだあの表情?
「処置が迅速で適切だったので
軽傷だったと医師も言っていました。」
「いや、いいんですよ。
そもそもこちらの不注意であなたをあんな目に遭わせてしまったのです。
軽傷だったのなら、本当によかったです。」
社長、あんな目で女、見る人、だったか?
顔を上げた夕凪がフッと目を見開く。
「オー ドゥ ナルシス ブルー ですか?」
一瞬驚いた顔を見せ、微笑む社長。
「いや、違いますよ。」
彼女をドアの方に促しながら、社長もそれに伴いながら
「ウチは香水も開発・販売をしてましてね。その香りだと思いますよ。」
と言い、夕凪をショップ入口までエスコートしていく。
「水仙の香りがしたので、そうかと思ってしまいました。すみません。」
社長にエスコートされている夕凪の頬が少し赤くなっている。
間違えたのが恥ずかしくて、赤くなったそれじゃない…な?
「サオリ~。何してんの。」
先を行っていたレイの声が飛んでくる。
「タクシー来ているのよ。早くいらっしゃい。」
「あ、あの。それでは失礼いたします。」
そう丁寧に社長に頭を下げ、レイの元に向かう夕凪。
見送る社長の、あの、眼差し。
そして、あの時社長が言った
「ダメだ。………アレは、俺には………ダメだ。」
…………………確信。
なるほどねぇ。
うん、これから何だか色々面白いことになってきそうだ。
うん、これから何だか色々面白いことになってきそうだ。