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蒼い春
第7章 ほんとうの春

「おおお!!奈央もすごいよ。
水の中でもヌルヌルしているのを感じるよ!!」

2人は貪るように接吻を繰り返した。

お互いの口を舐め合いながら、
駅弁スタイルで下半身は
ガッチリと結合したままだった。

静かだった水面がどんどんと波立ってゆく。

2人がズコズコと腰を振る度に波が大きくなり、
プールサイドへ溢れ出していた。

屋外、それも学校のプールの中でという
シチュエーションが
2人の淫気をどんどんと高めてゆく。

颯太の腰の動きが猛スピードになってゆく。
膣にハメこんだチンポが
ググッと大きさを増してゆく。

爆発の前兆に間違いなかった。
彼はコンドームなど装着していなかった。
外出しするのだろうか…
イヤだ!!このまま中で果てて欲しい。

だが今日は確実に危険日だった。

本能だろうか、
身体が男の精液を欲しがっていた。

『妊娠』の二文字が頭をよぎる。


「いいの!!!逝く時はこのまま来て!!!
あなたの白いものをぶちまけて!!」

「いいのか?奈央?出していいんだね」

苦しそうだ。
あと数秒だろう。

奈央も頂に達っしようとしていた。

「お願い!!!今よ、今すぐ来て!!
あなたの赤ちゃんが欲しいの!!!!」

「逝くぞ!!!」

短い言葉のあとに、
子宮にドンっという感覚が訪れた。


『受精したわ』

確かに感じた。

その瞬間、奈央の思考が白いモヤに包まれた。

無意識でありながらも

「逝っちゃう!逝っちゃう!逝くぅ~~」と
叫んでいた。

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