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蒼い春
第1章 ロストバージン

やがて身体がフワフワと
空中に浮いている感覚がやってきた。

奈央は自分の身体が
どんどん上空に浮遊していく感覚に痺れた。


このままどこかに飛ばされそうで、
それが怖くて
気づけば股間の義父の頭を鷲掴みしていた。

「どうだい?お義父さん上手だろ?」

上手なのかヘタなのかわからなかった。
なにせソコに口をつけたのは
義父が始めての男なのだから。

だが、確実に自分の指で触るよりも
深い官能が得られたのは確かだった。

やがて身体の上昇が止まった。
と同時に、今度は奈落の底を目指して
急落下し始めた。

「いや~~!!!
落ちる!落ちちゃう!!!!」

その感覚が不快なようでもあり、
なんとも言えぬ甘美でもあり、
奈央は身体をベッドの上で
バンバンとバウンドさせた。


「逝きそうなんだね?いいんだよ。
思い切って逝っちゃいなさい!」

義父の言葉に後押しされて、
落下速度が速まった。

「ああああ!!!!
き、きもちいいよぉ~~~~!!!!」

奈央の四肢が金縛りにあったように強張った。

それが生まれて初めて
異性によってアクメを与えられた瞬間だった。

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