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蒼い春
第2章 恩師 月島弓子

弓子夫妻に引き取られて
しばらくたったある夜のことだった。

夜中にふと目を覚ました奈央は、
隣の部屋からの物音に気づいた。

艶めかしい囁き…

甘えるような弓子の声…


そう、それは母が男を連れ込んだときに聴いた
男女の愛の行為の声だった。


『ああ…この2人も同じだ…汚らわしい!』


布団に潜り込み、
声と音を遮断しようとしたが、
なぜか奈央はそのまま静かに聞き入った。

「あなた、ダメよ…ほら、奈央ちゃんが…」

「わかってる。でも…君が欲しいんだ…」

「明後日の休日まで待って、ね、ホテルで…」

「今すぐ君が欲しいんだよ!待てないよ…」

「あん!…ダメ…ああん…」
幸久の手が弓子の胸をやさしく揉む。

「ほら、こんなになってるんだ。
君が欲しくて、こんなに…なってるんだよ… 」

弓子の手を取り、
股間に聳え立つ熱い強張りに導く。

「す、すごい!
あああ…先っぽから
ヌルヌルしたものが出てる… 」


「頼むよ…咥えてくれないか…」

「あん…もう!…駄々っ子なんだからぁ~ 」


透明な雫にまみれた鈴口に唇を寄せ、
チュッっとキスをした。

途端に幸久のモノは弓子のての中で喜び、
ビクンビクンと跳ねた。

「すごいわ…あなた、カチカチだわ… 」

「そういう弓子はどうなんだい」

ほら脚をひらいてごらん
幸久の手にそっとエスコートされて
ゆるやかに股を開く…

夫に触れられるまでもなく、
そこはジュクジュクの沼地となっているのが
弓子はわかっていた。


そのような声を聞き、

奈央の指は
男に汚されてから初めて自分の花園を弄った。



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