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蒼い春
第3章 奈央の就職
面接当日…。
奈央の目の下にはクッキリとクマができていた。
「あらあら、大変…」
弓子が自分のファンデーションで
きれいに化粧を施してくれた。
そして「がんばっておいで…」そういって
強く抱きしめてくれた。
それは、まるで魔法だった。
緊張感がスーっと抜けて、
勇気がフツフツと沸き起こった。
理事長は丸岡貞義という男で
年齢は60過ぎという感じだった。
話し方も温和で、和やかに面接試験を終えた。
最後に…と、丸岡が話し始めた。
「うちの学園は…その…
なんというかヤンチャな生徒が多くてね…
あなたが若すぎるのが心配なんですよ。
私としては年輩の方を迎え入れたかったんですが…
その点は大丈夫でしょうか?」
もとより、
最初からなんの苦労もなく
勤務につけるとは思ってなかった。
「大丈夫です。がんばります」
ふむ…丸岡はそう頷くと、
おもむろに席を立ち、奈央の背後に回った。
「こういう事をされても泣き出しませんか?」
すばやく丸岡の手が伸びて、
奈央の乳房を揉み始めた。