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蒼い春
第4章 同僚の沢口先生

あああ… 気持ちいい…

それは決して酔いのせいではなかった。

自分で慰めるよりも
異性の手で触られるのが
こんなにも気持ちいいなんて…


でも、私には…暗い過去がある…

このまますんなりとは
男性を受け入れることは抵抗があった。


沢口の唇が奈央の頬、首筋と這いずり回る。

「ま、待って…
沢口先生、わ、わたし…
奇麗な体じゃないの…」

「え?どういうこと?」


自分は養父に陵辱された女であること。

男を迎え入れるのが怖いと正直に話した。


「俺は君の過去に惚れたわけじゃない。
今現在の君が好きなんだ」

そう言って奈央の体に覆い被さってきた。

「あああ…いやん。洋服が…皺になっちゃう」

服を脱がさせて…
そして汗を流させてほしい。

そう言ってバスルームに飛び込んだ。

バスルームで服を脱ぎ、
少しだけバスルームのドアを開き
脱いだ衣服を外へ放り出した。

バスタブにお湯を入れながら、
沢口を迎え入れることができるだろうかと
不安に襲われた。

少しぬるめのお湯に浸かりながら、
自分の体のあっちこっちを撫でてみた。


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