パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 コンビネーションプレー

タクシーは、
とあるタワーマンションの前で停車した。

「ここ…ですか？」

「そう、このタワマンの一室が
彼のプライベートルームなの」


エントランスで受付けの警備員に
部屋番号を告げて取り次いでもらえるように
お願いすると
連絡してあったのか
すぐさまエレベータールームへ案内してくれた。

明子さんはエレベーターに乗り込むと
最上階のボタンをプッシュした。

『うわ～！最上階なんだ…
めちゃめちゃお金持ちなんじゃないの？』

エレベーターの重力に逆らう動きに
真由美もなんだか血の気が引いてゆく感じがした


最上階に着くと
エレベーターの扉が開き
目の前にゴージャスな扉が現れた。

「えっ？うそ！
ワンフロアまるごとその人の部屋ですか？」

いったいどんな人なんですか？と
真由美は明子に問いかけた。

「ベンチャー企業の社長さんよ
契約が取れるかどうかはあなたにかかっているの
しっかり頑張ってもらうわよ」

明子さんにそのように言われて
唇がカサカサになっていくのを感じた。
いえ、唇だけでなく
アソコさえもカサカサに乾いていた。


ドアホンを押すと
いきなり「遅刻だぞ」と
意外にも若い声が返ってきた。