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保険外交員の営業痴態
第10章 帰省

ハアハアハア…

苦しそうな男の息づかいがする。

短時間の休憩だもの
その時間内に逝かなければならない

焦れば焦るほど
なかなか集中できずに
真由美も男も逝く気配がない。

「スゴいわ!とても気持ちいいの!」

男の気持ちを昂らせるために
真由美は甘い声を出したが
「よせよ!誰かに聞かれるだろ!」と
男は背後から手を伸ばして
真由美の口を塞いだ。

聞かれてもいい。
なんなら覗かれてもいい。

その方が燃えるのに
男はひたすら気配を消そうとする。

そのうちにスマートウォッチのアラームが鳴った。

発車時間に遅れてはいけないと
バスを降りたときにセットしておいたのだ。

「時間だわ
行きましょ」

真由美は男から離れた。
ズリュ…と名残惜しそうに
ペニスがおまんこから抜けた。

「余計にムラムラしちまったよ」

青姦を楽しむには時間が短すぎた。

かといってバスの乗車を
放棄するわけにもいかない

二人は身だしなみを整えると
急いでバスが停車している場所に走った。

バスが発車しても
全力疾走でバスに戻った二人の呼吸は荒いままだ

ハアハアハア…

まるで短時間で外でハメてきましたと
白状しているにも等しかった。



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