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保険外交員の営業痴態
第12章 実家にて…
そんなことを考えていると
ますます目が冴えてきて眠れない。
コン…
窓に小石でも当たるような音がした。
『あっ!この合図!!』
懐かしい…
これは隣の進一にいちゃんの部屋からの
遊ぼうぜの合図だわ
窓のカーテンを開くと
案の定、隣の家の窓から
「よっ!」と進一が
とびっきりの笑顔で待ち受けていた。
「どうしたの?」
「そっちに行ってもいいか?」
えっ?こっちに?
っていうか、どうやって?
「窓を開けろよ
そっちに跳び移るからさ」
えっ?そんなの無理よ
だって2メートル近くも離れているんだよ?
「たかが2メートルだろ?
余裕じゃん」
大丈夫かしら…
仕方なく窓を開けてあげると
「よっ!」と掛け声と共に
ほんとに軽々と飛び越えて
真由美の部屋に着地した。
「まあ!落ちたらどうするつもりだったのよ!」
「落ちねえよ、これぐらいの距離は楽勝さ」
そんなことよりも
女性の部屋に忍び込むなんて
これじゃあ、まるで夜這いじゃない!
夜這いと自ら言ったにも関わらず
もし、本当に真由美の体を求めて
飛び越えて来たのだとしたらと
真由美はドキドキしてきた。
でも、こんなにカッコいい青年に成長したのだから
体を求められてもいいわと
おしゃれなショーツを履いていて良かったと思った。