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保険外交員の営業痴態
第2章 ターゲット
店長、お願いがあるんです!
そう早口で告げると、
バッグから生命保険のカタログを取り出した。
「実は私、こういった商品の
セールスレディもしてるんですけど」
「おやおや、そんなバイトもしてるのかい
でも残念だけど、
それは力になってあげれないねえ」
差し出したカタログをやんわりと押し戻された。
「そう言わずに、
ぜひともお話だけでも聞いてください」
千載一遇のチャンスだと思い、
真由美は食い下がった。
「そうですか?…
まあ、そこまでおっしゃるのなら」
そう言いながら
店長は仕方ないですね…
では話ぐらいは聞いてあげましょうかと
言ってくれた。
「すいません、ありがとうございます」
そう言いながらグイっと前に進み出た。
おそらく柔らかい女のいい匂いが
天野の鼻に届いたはずだ。