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保険外交員の営業痴態
第14章 人事部 木下幸平
「真由美は東京だったよな?」
「ええ、そうよ」
「俺は横浜だから、このまま家まで送ってやるよ」
そう?ラッキー♪
帰りの交通費が浮いたわ
大晦日の高速は下り方面はかなり混んでいたが
東京を目指す上り方面はガラガラで
二人を乗せた車は快適にドライブできた。
関東圏に入って高速道路を降りると、
「やっぱ、長距離運転は疲れるなあ
真由美、ちょっとどこかで休憩していいか?」と
進一が言ってきた。
乗せてきてもらって無理も言えないし
「ええ、適当なところで休んでね」と言うと
進一は目の前に見えてきたラブホの駐車場に車を滑り込ませた。
「えっ?
あの…休憩って…ご休憩の事だったの?」
「ダメかい?
ちょっと横になりたいなあと思ったからさ」
腰がパンパンなんだよと
進一は弁解したが、
さらに腰が疲れる事をしようとしているのが見え見えだった。
「二時間ぐらい休んでもバチは当たらないだろ?」
「そうね、送ってくれたお礼はしなきゃね」
二人は恋人のように手を繋いで
選んだルームへ急いで駆け込んだ。
「おにいちゃん、セックスの楽しさを覚えちゃったのね」
「お前に教え込まれたからなあ
今はヤりたくて仕方ないんだよ」
部屋に入るなり
進一は真由美を強く抱き締めてきた。