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保険外交員の営業痴態
第2章 ターゲット
「そうですよね、
でもプレゼントのサプリは…」
『さあ、ここからが勝負よ!
がんばるのよ真由美…』
真由美は心の中で自分を激励した。
「このサプリは…
だ、男性限定の…秘密の効果があるんです」
もう後へは引けない。
「秘密の効果?」
デコルテを撫でていた天野の手が止まった。
わかるでしょ?
男限定と言った時点でピンとくるでしょ?
そう目で語りかけた。
「え~~?ほんとかな。
またまた、そんな冗談を」
「いえ、本当ですよ。
男性の方に好評でして…
この効果がすごくて、
プレゼント欲しさに
次々と保険に加入される男性が
後をたたないんですから」
「え、えっと…
それって、どういう効果なんですかね」
わかりきったことを聞きたがる野暮男め!
一瞬、ムカッとしたが顔には出さずに
笑顔で対応した。
「ここにサンプルがあるんですけど、
よければ試飲していただいて…
私の体で…その効果を試していただいても…」
心臓が早鐘を打ち始める。
「また~、そんな冗談を言って~~~
…ほんとなんですか?」
「ほんとですよ」
笑顔を作っていても心では泣いていた。
こんな娼婦まがいの事をしてまで
がんばらないといけないなんて。
でも、もう後戻りはできない。
「効き目を確かめるために
私を…ご自由に…してください…」
それを聞いて
天野の目がギラギラと輝き始めた。