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保険外交員の営業痴態
第2章 ターゲット
「そうですか…じゃあ、契約しちゃおうかなあ…
あ!真由美ちゃん、『ご自由に』と言われても、
その…いろいろあるじゃないですか。
どう自由にしていいのかという…」
そう言いながらも男は胸ポケットから
ペンを手にした。
「ご自由ですから…なんでも、いいんですよ」
早く!早くサインしてえ!!
「つまり…アレって言うか…
その…ナニをしちゃってもいいわけですか?」
男の手が書類に伸びる。
「アレというのは?」
「い、いいんですかね…
その…セ、セックスというか…」
ああああ…
聞きたくない言葉を口にされてしまったわ。
「…ええ。…ご自由に…」
自己嫌悪からか、
真由美は自分の性器が
カサカサになっていく感じに気づいた。
それでも笑顔を絶やさずに男を見つめた。
「まあ、そう言ってくれるんなら…
契約しちゃおうかなあ…」
そう言って男はサインした。
「はい。ありがとうございます。
では判子もお願いします」
もう後には引けなかった。
男はニヤニヤしながら
自分のバッグから判子を取り出して
書類に押印した。